未だに敗北宣言をしないトランプ大統領はマスコミから「雲隠れしているトランプ大統領、ホワイトハウスの壁の向こうに待機中?」などと言われている。
本来の大統領選挙の後には、敗北したものが敗北宣言をし、屈辱だろうが敗れたものが新大統領に電話で激励する流れである。あくまでそれは慣例であって、決まり事ではない。
トランプ大統領は今のところ、敗北宣言も、勝利したバイデンに電話もしていないようだ。
このトランプの子供じみた態度は、後々、自分の首を絞めることになる。
いずれにしてもトランプ大統領は、ホワイトハウスに次期大統領のバイデンを迎え入れなければいけないのだ。それをトランジッション・ディーと呼び、ホワイトハウスでの早めの顔合わせと引継ぎである。
4年前の2016年11月10日には、既に当時のオバマ大統領が次期大統領のトランプをホワイトハウスに迎え入れている。
https://www.wsj.com/articles/transition-from-barack-obama-to-donald-trump-turns-tense-1483140623″
今回は選挙集計にかなり時間を要したので、トランジッション・ディーはずれ込むことも考えられただろうが、トランプ大統領がそれをしたくなくても、ホワイトハウスの儀式は行わなくてはいけないのだ。
駄々をこねると、後で余計に立場が悪くなる。どんな顔をして新大統領のバイデンをホワイトハウスに迎え入れるのだろうか?
↑4年前のウォールストリートジャーナルの写真のオバマ大統領とトランプのこの居心地の悪さをモロ見せている写真は、見ている方が心配するほどに一瞬即発の空気だ。
確実に言えることは、トランプ大統領は新大統領をホワイトハウスに迎えるにあたって、信じられない重苦しい空気を作り出すと思う。
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