東京の賃貸住宅で暮らすとき、となりの部屋に誰が住んでるかって、気になる。
逆に、同じ建物のなかに住む人たちとの距離が近かったり、なにかあったときにすぐにとなりのドアを叩けるという環境は、あってもいい。
そんなとき、シェアハウスも選択肢のひとつ。最初の画像は、シャアハウスの最新事例。現場は小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅前。
「東京都内で空き家件数が最も多い区」といわれる世田谷区のなかに出現した「b.e.park」(ビー・パーク)という物件。
この物件がおもしろいのは、もともと20年前まで社員寮で、すでに築60年も経っている空き家を、リノベーションしたという点。
その再生プロセスがもっとおもしろい。建物オーナーは、不動産の売買・賃貸・仲介などのジェクトワンの「アキサポ」に相談し、アキサポが設計・施工・工事管理などのリノベーション工事を全額費用負担。
オーナーは空き家改修費用などゼロで、ここまでリファインしてしまったという図。
しかも、アキサポが一定期間転借するうえに、借り上げ期間中の管理も行うから、もともと空き家で困っていた物件が、一気に価値が上がるという格好。
この飲食店連動型コンセプトシェアハウス b.e.park(ビー・パーク)は、1階がダイニングバー、2・3階がシェアハウス、そして4階に居住者みんなが使える屋上がある。
1階のダイニングバーは、クリエイターが手がけた作品の展示・販売や、シェアハウス居住者といっしょに地域イベントを開催するといった、地域活性化の場として展開する予定。
こうした b.e.park のカフェやイベントなどの運営は、遊休不動産の再生・プロデュース事業を手がけるスペリアルが担当する。
気になるのは家賃。この b.e.park のシェアハウスひと部屋の家賃は6万9000円で、「ダイニングバーやコワーキングスペースつき b.e.park のコンセプトに共感した20代たちがすぐに契約。
ひと部屋を残してすでに契約完了済み」というから、都心の共感系シェアハウスがいま人気ってことも、わかった。
◆ジェクトワン「アキサポ」
https://www.akisapo.jp/