セクシー女優600万円被害!タワマンのオートロックを過信してはいけない理由

  by 丸野裕行  Tags :  

どうも特殊犯罪アナリスト&裏社会ライターの丸野裕行です。

絶対的なセキュリティを誇る、安心安全を謳っている高層マンションにもかかわらず、とんでもない事件が起こってしまいました。

10月26日、東京都目黒区にあるタワーマンションに少年3人らが強盗に入ったというのです。

少年らは、宅配業者を装って、30代女性の部屋に押し入り、ウォークインクローゼット内にあった現金約600万円を奪いました。凶悪事件として非常線を張った警視庁は、すぐさま17~19歳の少年3人を強盗の疑いで逮捕。少年のひとりは、「オレは人を刺したことがある。早く金を出せ!」と言って、脅迫したということです。

捜査関係者は、防犯カメラの映像で、現場のタワーマンションから軽自動車で逃走したことを確認。その直後、不審な車に乗る3人の少年たちを神奈川県内で発見。詳しい事情を聴いていた結果、いずれの少年も容疑を認めて、車内からは奪われた現金の一部である400万円が見つかりました。

セキュリティー体制がバッチリのタワーマンションに賊が入ったというだけでもショッキングな事件だったのですが、なんと被害に遭ったのが熟女セクシー女優だったということで、テレビや新聞・ネットニュースでは、非常に話題になっているこの事件。

さて、エントランスに専属コンシェルジュまで駐在し、セキュリティ万全だと言われているタワーマンションなのですが、なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか? 今回は、オートロックなどのセキュリティを過信することがどれほど危険なことなのかを解説していきたいと思います。

少年たちの手口とは?

今回の事件ですが、逮捕された3人のうち、17歳と19歳の少年は部屋の中に押し入るタタキ(強盗)役、残る1人の少年(19歳)は軽自動車のドライバー役だったそうです。

オートロックに対する過信と専属コンシェルジュがいるという安心感から、被害者であるセクシー女優は、宅配便風のユニフォームを着たニセの宅配業者をオートロック解除後にマンション内に招き入れてしまい、さらに自室のドアも開けてしまったとみられています。でも普通は油断してしまいますよね。

所要時間は、部屋に侵入してから逃走までにおよそ20分。まさに早業です。

警視庁は現在、なぜ被害者であるセクシー女優宅に多額の現金があることを、少年らが知っていたのかというところを調べているとのこと。なるほど、本当に不思議ですね。

第三者の存在がある可能性も

こういった現金襲撃事件にありがちなのが、内通者の存在です。これだけの現金が自室にある、さらに被害者をしっかりと特定しているという部分が非常に気になります。第三者の存在があるのであれば、納得はいきます。

セクシー女優という仕事上、遊びに行っても、仕事をしていても、有名人なので非常に目立ちます。話をするうちに、思わずお金のことをこぼしてしまった可能性も否めませんし、近日中になにかを購入する目的で現金が置いてあるということを知っていた人間がいた可能性もあります。

さらに、600万円の被害額のうち、200万円が現在使途不明でなくなってしまっているという部分を鑑みると、ひょっとすると《指示役》がいた、その指示役に200万円の謝礼を渡したのではないかということも推測されます。

オートロックを全面的に信用してはいけない

以前、警視庁管内では、タワマンの高層階での侵入窃盗事件が続発していたそうです。特に多かったのは、千代田区、文京区、新宿区。

その手口というのは、メインになるエントランスの玄関から不正に侵入し、鍵をかけていなかった玄関から大胆にも室内に侵入したというのです。これは単純にオートロックを過信してしまっているから……。

前述の少年らの強盗被害に遭った女性もオートロックを通過してきた賊に、なんの疑いも抱かずに扉を開けてしまったというものでした。気の毒ですが、どうしてもオートロックがあっても、それを解除したのはあなた。扉を開けたのはあなたということになってしまうわけです。

以前のオートロックの高層マンションでは、旧式のセンサーに細工をして侵入することが可能でしたが、現在のオートロックは改良されていて、なかなか細工をして中に入ることはできません。

では、続発した侵入窃盗事件ではどうやってタワーマンション内に入ってきたのか……。

居住者は背後に気をつけること

犯人は、タワーマンションに住んでいる住人の背後を追尾し、同じくセキュリティゲートを通過するという方法で建物の中に不法侵入。その後は、非常階段やエレベーターを使い、マンション内部をくまなく回って、鍵がかかっていない玄関の扉を狙い、その部屋に侵入したそうです。

昨今のタワーマンションというのは、セキュリティレベルが高く、住人にはおかしな安心感があって、鍵をかけ忘れたり、わざと鍵をかけずにいる家もあるそうです。高層階では特にその傾向が強く、それが仇となり、被害に遭うといいます。

集合郵便受けも盲点

さらに多いのは、集合郵便受けを探る窃盗犯。ダイヤル錠をかけていない郵便受けの扉をすべてチェック。面倒くさがって、ダイヤル錠が開錠したままの郵便受けもあるそうで、小さな子供や家族でもいるのか、なんと封筒や磁石付きのキーケースに入れた自宅の鍵まで入っていることもあるそう。これまた油断。

しかもこれが盗まれた瞬間に悲劇が起こります。そうです、自宅の鍵というのは、オートロックの鍵を兼用しているので、盗まれた鍵で、その窃盗犯はいつでもマンションの共用部分に堂々侵入できるわけなんですね。セキュリティ上、かなりの問題になるということで、マンション全体に激震が走るのは目に見えています。

オートロックの付いているタワーマンションだから……という理由で鍵をぞんざいに扱ったり、施錠に甘くなることは非常に危険ですし、同じ建物の居住者に多大な迷惑がかかってしまうことがわかりました。

オートロックは過剰に信用しない……このことをもう一度見直した方がよさそうです。

解決策は“確認”“チェーン”“置き配”

ここで、強盗被害に遭ってしまったセクシー女優の彼女のように、タワーマンションに住んでいて犯罪に巻き込まれない解決策として、3つのことを提案したいと思います。

まずは、“相手の身分をしっかりと確認してオートロックを解除”すること。さらに、“荷物の受け渡しの際には中に入られないようにチェーンをしてドアを開ける”こと。

最後は、“宅配業者が荷物を運んできても扉を開けずに、置き配を頼む”ことです。

(C)写真AC
※写真はすべてイメージです。実際の事件とは関係ありません。

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

ウェブサイト: https://maruno-hiroyuki.com/

Facebook: https://www.facebook.com/hiroyuki.maruno.5