『ティファニーで朝食を』のロケ地を訪ねて

  by あおぞら  Tags :  

ニューヨークを歩いていると、映画撮影に出くわすことがあります、それも頻繁にです。ニューヨーク市自体が映画撮影に協力的です。路上駐車OKな道路に車が一台も駐車されていないと、街灯にロケの撮影がある日時が書かれた告知が貼られています。映画のタイトルが書かれ、映画だけではなくテレビドラマもあります。

映画撮影は大掛かりで、機材を運ぶ大型トラックや、俳優が休憩をとるオシャレな階段がついたこれまた大型トラック、そして、関係者が食事できるよう屋外出張レストランのようなビュッフェを囲うテントもあります。

パーク・アベニューは大通り。アベニューの大通りは基本一方通行ですが、パーク・アベニューは中央分離帯のある大通りで、その中央分離帯に木や花が植えられています。文字通りのパーク・アベニュー。花壇の花は季節ごとに植え替えられ、それらは大手企業がスポンサーとなり、企業宣伝を兼ねて人々の目を楽しませてくれます。

↑写真の石は、パーク・アベニューにあるビルの噴水横の石です。ただ、この石の角に女優が劇中で座り、その映画が世界中で大ヒットしました。公開されてからもう60年近くになります。それは『ティファニーで朝食を』です。オードリー・ヘップバーンが、ちょこんと座ったところがこの石の角なのです。

オフィス街なので、ランチタイムにはベンダーと呼ばれるトラックで調理して販売する車がいくつも集まり、この石は椅子となり温かい季節では昼食時には人が鈴なりです。

(↓写真ご参照)こちらはアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されているシーグラム・ビルディングで、かつては日系企業も多く入っていたオフィスビルです。そこにあるのが上記の石のある風景。

↓はオードリー・ヘップバーン扮する娼婦のホリーの劇中内の自宅です。71丁目と3番街とレキシントンアベニューの間に現在もそのままに位置します。このアパートで派手なパーティーが行われ、また、オードリー・ヘップバーンがタオルのようなものをターバンにし、部屋着らしきものを着て、窓枠に座りギター片手に『ムーン・リバー』が歌われたアパートです。但し、それらはセットでの撮影だったと思われます。

世界中を魅了したオードリー・ヘップバーンの『ティファニーで朝食は』のアパートは、60年近く経過した今も何気なく街並みの一部の景色として馴染んでいます。

『ティファニーで朝食を』のオープニングシーンに、オードリー・ヘップバーンがドレスアップして、早朝の5番街、タクシーから降りて、ティファニーのショーウインドウをパンを齧りながらコーヒーを飲みながら眺めるシーンがあります。そのショーウインドウに、シャンデリアが飾ってありますが、そのシャンデリアが以下のもので、これはニューヨーク市立美術館(Museum of City of New York)に常設している、ニューヨークの歴史の展示会場に見ることが出来ます(↓以下写真ご参照)。

数々の映画が制作され上映され消えていきます。それらの中で西暦2020年で、今も1961年上映の映画にときめくことが出来るって稀有なことだと思います。なんだ言ったってあの映画のままの変わっていない風景がニューヨークに存在していることが素敵です。

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