高級なインスタント!明星 『麺神』3種類を全部食べてみた

  by 古川 智規  Tags :  

明星食品は袋めん「明星 麺神 神太麺×旨 醤油」と同「神太麺×旨 味噌」を9月21日から関東・甲信越で、また「明星 麺神カップ 神太麺×旨 醤油」を10月5日から全国で新発売している。
袋めんは1都9県の地域限定だが、ちょっと高級なインスタントラーメンを食べてみたのでレポートする。

最初袋めんのパッケージを見て思ったのは、小さいころ同様の高級系袋めんである「中華三昧」を食べた時の衝撃だ。中華三昧は現行品だが、1980年代初頭の発売時には高級インスタントラーメンの火付け役となり、子供のころは母親にねだってよく食べたものだ。その中華三昧のパッケージは紙袋と一般的なラーメンでよく見るプラスチック系パッケージとのハイブリッドでいかにも高級そうなものだった。よく考えたら中華三昧は同社の製品で、なるほどと納得すると同時に妙な安心感を覚えた。

麺神カップ 神太麺×旨 醤油

まずは全国で発売の「麺神カップ 神太麺×旨 醤油」からスタート。
少し大きめのカップの上に別建ての調味料の袋がのっている。作り方は通常のカップ麺と同じなので熱湯を注いで5分待ち、調味料をたらして出来上がり。

見た目はうどんそのものだが、うどんと明らかに違うのは、麺の歯ごたえと香りだ。グッとしまったコシのある太麺なので全体的に薄味に感じるのかなと思ったのだが、スープもそれに負けじと濃厚なので全体として「太く濃い」ラーメンに仕上がっている。
カップめんの利点は、もちろん容器も調理も不要な点だが、充実した具材も魅力である。本品にはチャーシューチップ、メンマ、ネギ等が入っているので、そのままで満足できるカップ麺になっている。

神太麺×旨 醤油

次に袋めんだ。「明星 麺神 神太麺×旨 醤油」である。
作り方は器に粉末スープと液体スープをあけて、麺を茹でたお湯でスープを作る。最後に麺をスープの中に盛り付けして出来上がりという、ラーメン屋に近い手法である。
カップ麺との根本的な違いは後述する。

本品はカップ麺とは違い麺がさらにもっちりしていて、食感はパスタのようでもあるがお店のラーメンのように打ち立ての麺のようでもある。
スープは根底には即席めんの伝統的な粉末スープの味がベースになりつつも、液体スープが加わることにより一層お店のスープに近くなっている。
背脂がまたラーメン屋のようであり、食欲をそそる。

神太麺×旨 味噌

「神太麺×旨 味噌」にも醤油味と同様に粉末スープと液体スープが付く。袋めんのシリーズは、醤油味についてはカップ麺と同じ系統の味なのだが、カップ麺とは別物と考えた方がよい。
まず、カップ麺はお湯で戻すために乾燥した麺の表面積を広くするためにカップうどんのように幅広にする必要があるが、袋めんは茹でるという調理を前提としているので、麺を太くすればそれだけ長く茹で時間を指定すればよい。そんなわけで、本品の茹で時間はパスタ並みの7分である。

味噌味はラーメンのスープとしてはもちろん、残ったものはそのまま濃厚なみそ汁としても美味しくいただけるもので、ぜひともご飯が欲しいところだ。今回はレビューんために特に具材を用意して合わせることはしなかったが、この味であれば何を入れても美味しくアレンジして食べられるのではないだろうか。
ちなみに、これだけしっかりとした麺なので、電子レンジ対応のラーメン丼で水から調理しても何の問題もなく美味しく作ることができたので、面倒な方は電子レンジ一発調理で試していただきたい。ただしスープは後入れしないと吹きこぼれてしまうので注意だ。

同社のブランドサイトにはアレンジレシピ集が掲載しているので、アイデア次第で充実したラーメンを食べることができるが、記者の個人的な考えとしては、極太面と濃厚スープからつけ麺をぜひとも試してみたいと思った。
※参考
アレンジレシピ集
https://www.myojofoods.co.jp/megami/recipe/ [リンク]

ちょっと高級なラーメンだが、あくまでも一般的な即席めんに対しての比較であり価格が倍するわけではないので、舌も気分もちょっとリッチに、ちょっとひと工夫でオリジナルのお店ラーメンにして味わってみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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