ニューヨークのローカルニュースで「ブロードウェイ・ミュージカルは2021年の5月迄休演です」と放送されていました。
観光客がわんさと押し寄せるニューヨークも過去、いくつもの試練もありました。2001年のテロが今世紀に入って一番の大打撃だったと思いますが、それ以上に観光業界に打撃を与えたのが、この新型コロナウイルス感染症（COVID-19）です。
今は比較的平常に戻っているように見えるニューヨークも、街を歩けば悲しい位に空き店舗が目立ちます。何もレストランだけに限らず、小売業も空き店舗が並びます。
廃業によりそれだけ生活に支障をきたす人たちが多いわけですが、新たに残念なニュースのブロードウェイ・ミュージカルが来年の6月まで休演。それにより、どれだけの関係者が収入を絶たれるかです。
役者たちは言うに及ばず、劇場関係者、チケット販売関係者、ブロードウェイを扱う旅行会社等など…..
主役級の人たちも大変ですが、その他大勢の端役の役者たちは、ウエイター、ウエイトレスのバイトをしながらオーデションを受け、慌ただしい生活を送っていたのに、ブロードウェイ・ミュージカルもバイトのレストランも共に職を失った役者たちがどれほどいるかは見当もつきません。
ニューヨークは物価も高く、ニューヨーク離れする人たちも多いのですが、このコロナ禍で拍車がかかりました。そのニューヨーク離れした人たちに、ブロードウェイ・ミュージカルの役者の人たちも多いことと推察します。
タイムススクエアーはそれでも賑わいを戻していますが、ミュージカルのないタイムススクエアーは本来のブロードウェイの華やかさに欠けます。
こういう状況を誰が想像したでしょうか？
今年の始まりに日本のニュースを見てコロナというもので日本が大変であることは知っていましたが、あっという間にニューヨークにその感染は広がり、何も怖がらないようなニューヨークの街から人が消えるような恐ろしい光景が続きました。
楽天的になりたいとは思うのですが、それにしてもニューヨークの街がどんどん衰退しているようです。この現状いつまで続くことやら…
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