ニューヨークのホームレスの数はコロナ禍で更に増えていると感じます。これから寒い季節に向かいます。ホームレスには辛い季節に入ります。
↑写真はマンハッタンからフェリーで30分程で着く、スタテン島というニューヨーク市の五つの行政区のひとつです。フェリー乗り場の近くの見晴らし台で、晴れた日にはとても気持ちいいです。目の前は海、その向こうにマンハッタンの摩天楼群が見えます。
こんなに素敵な場所なのに、それが人がほぼいないのです。ただ、この写真をよく見ていただくと人が隠れているのです。真ん中の柱の右側のベンチにホームレスの方が横たわっています。
また、フェリー乗り場のメインの入り口にもホームレスの人たちが数人います。こちらはカメラを向けにくいので写真は撮りませんでしたが、フェリー乗り場の入り口もとてもきれいなのですが、ホームレスの人たちがいることにより、随分と雰囲気が違ってきます。
ホームレスの人たちも安全を気にします。フェリー乗り場の入り口は目立つので、悪さをする若者の襲撃には合いにくいでしょう。ホームレスの人たちも身を守らなければいけませんから。
今月に入りニューヨークに住む日本人男性が地下鉄構内で、男女8人ほどのグループから体が触れたと因縁をつけられ、暴行され右肩と腕の骨を骨折するという重傷を負いました。治安が良くなったと言われるニューヨークも、やはり安心はしていられないのです。
マンハッタンの五番街にもホームレスの人たちは路上生活をしています。五番街は目抜き通りなので逆に安全なのでしょう。
一見、綺麗に見える風景には、ホームレスの人の姿が入り込む確率が増える程、ニューヨークにはホームレスの人たちが増えています。
マンハッタンとスタテン島をつなぐフェリーは運賃はいらないのです、全くのタダなのです。それもあるのかホームレスの人たちがマンハッタンからスタテン島に流れているのかもしれません。
青い空も、白い雲も綺麗だけど、この写真に見えにくいですが、ホームレスが横たわっているニューヨークの現実があります。