大麻取締法違反容疑で9月8日に逮捕された伊勢谷友介被告は、9月30日に↑写真の警視庁湾岸署から22日振りに釈放され、待ち構えたカメラ、テレビカメラ、報道関係者の注目を浴びた。
考えてみればこの警視庁湾岸署の正面玄関は、薬物使用で逮捕され釈放された芸能人達のの”謝罪スポット”として、もうお馴染みの場として認知されているようだ。まぁ、それだけ薬物使用の芸能人が後を絶たないということだろうけど…..
さて、この元モデルで現俳優の伊勢谷友介の謝罪の姿はなかなか良かったと思っている。謝罪の言葉も的確で短くていいし、お辞儀も誰か専門家に入れ知恵されたように何十秒間のお辞儀ということもなく、実に自然体でかつ反省しているように見受けられた。謝罪がサマになるというのは変な誉め言葉だが、反省の態度もよく、それとは関係なく本人の容姿は確かに美しかった。
あの場面を見た大方の人は『伊勢谷友介、カッケ~なぁ~』と思ったのではないだろうか、だって実際カッケ~ぞ!
それでカッケ~姿を、そのまま「カッコいい」と褒めたコメンテイターや見識者が複数いて、それが炎上したとのこと。そりゃアウトでしょう。心のままをそのまま口にするのは大人のすることではなく、ましてやコメンテイターや見識者はしてはいけないことなのだ。
例えばコメンテイターが太った人の映像を見て「太っていますね」や、容姿のよろしくない人を見て「ブスですね」と心で思っても、それを声にも出さないし、声に出すことで電波に乗り全国のお茶の間に届くのはわかっているので、軽はずみな発言はしないものなのだ。
それなのに伊勢谷友介が大麻取締法違反容疑で逮捕されたにもかかわらず、その謝罪の姿を公共の電波で褒めるのはやはりオカシイのである。謝罪しているのは法律を犯した当の本人なのだから、それに対して無関係の姿形の誉め言葉を発して良いはずはない。
そこはコメンテイターおよび発言を求められた見識者の方々、心の声は発する前に喉元で取捨選択しないと、コメンテイターおよび見識者の肩書や立場を返上しなくてはいけない失態ですぞ!
人気俳優が大麻取締法違反容疑で逮捕され、それだけでも世間を騒がしているのだから、コメンテイターおよび見識者がこれに関してコメントを求められたら、火に油を注ぐような見当違いのコメントは言わないこと。
事件を起こした俳優が世間を騒がせることは迷惑なことなのに、それに更に拍車をかけるような迷惑なコメントお控えあそばせ!
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