インターコンチネンタル東京ベイの2020クリスマスケーキ&スイーツはこれだ!

  by 古川 智規  Tags :  

ホテル インターコンチネンタル 東京ベイでは、ザ・ショップN.Y.ラウンジブティックにおいて、エグゼクティブ シェフ パティシエ 德永純司氏がプロデュースするクリスマスケーキ&スイーツの予約を10月1日より受付開始する。発売に先立って行われた報道関係者向けのプレス発表会を取材したので一部試食の内容を含めてレポートする。
同時にクリスマスのホームパーティーセットも販売されるので概要をお伝えする。

ウィズコロナの影響で外でワイワイと楽しむことが難しそうな今年のクリスマス。同ホテルでもその点を考慮して、暗い世相の中で何とかして家庭で明るく楽しんでもらいたいとの思いがあるようだ。

クリスマス ホームパーティーセット

ケーキを紹介する前に、ホテルの自慢の味を家庭で楽しむことができる「クリスマス ホームパーティーセット」2種の概要を記しておく。
2001年「第35回ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール」で3位を受賞した総料理長の中宇祢満也氏を中心としたシェフ陣によるメニューを用意したとのこと。カジュアルパーティー向けの「A」にはメインに「ローストチキン」を丸ごと一羽を使用した。家族でのクリスマスディナーには「鮑の柔らか煮」、「オマール海老のロースト」、「黒毛和牛のステーキとフォワグラのロッシーニ」等、豪華な食材が詰まった「B」がおススメだとのこと。
もちろんテイクアウトにも対応するほか、ホテルから2km圏内のデリバリーもできるとのこと。

クリスマスホームパーティーセット B 2名様用 ¥20,000 (1名様追加 ¥9,000)
[冷前菜]
・カウアイ海老とマンゴーのマリアージュ
・マスカルポーネとシーフード バルサミコジュレ キャビア添え
・生ハムとヨーグルトムース
・フランス産チーズ
・鮑のやわらか煮 ドライトマトのコンディマン
・パテ・ド・カンパーニュ 粒マスタード添え
[温製料理]
・オマール海老のロースト ソースコラリーヌ
・黒毛和牛のステーキとフォアグラのロッシーニ
[プティフール]
[パン]
・小麦のブール
・リネージュ

クリスマスホームパーティーセット A 2名様用 ¥9,000 (1名様追加 ¥3,000)
[冷前菜]
・マスカルポーネとシーフード バルサミコジュレ
・フォアグラとレバーのムース バケット添え
・パテ・ド・カンパーニュ 粒マスタード添え
・キッシュロレーヌ
・生ハムシーザーサラダ
[温製料理]
・パンプキンクリームスープ
・ローストチキン シポラタ風ポテト添え
[パン]
・小麦のブール
・リネージュ

クリスマスケーキ&スイーツ

まだ9月でクリスマスの話かと思われるかもしれないが、あちこち動き回ることが難しい今の時期では、例年の12月よりも予定は立てやすいのかもしれない。はっきりとした予定とまではいかなくても、家にいることだけは確かだということもあるだろう。先にケーキを手配して、ステイホームクリスマス計画を作ってしまうのも一考かもしれない。
まずは予約関連の情報から。

【予約受付】 2020年10月1日(木)~
【販売期間】 2020年12月15日(火)~12月25日(金)
*シュトーレン、クリスマスショコラ、クリスマスパズル、アイシングクッキーのみ11月1日(日)より販売
【店 名】 ザ・ショップ N.Y.ラウンジブティック/1F
【時 間】 11:00~20:00 *予約、販売、受け渡し
※当面は時間短縮営業とのことなので、詳細はホームページで要確認。

なお、本文中でおススメと書いたのは、あくまでも試食した個人の感想であり好みがあるので参考程度にとどめていただきたい。

写真左上の、「シュトーレン」(2種類)は約16cmでホテルオリジナルギフトボックス入りだ。プレーンとよもぎ大納言の2種でいずれも3200円。シュトーレンはドイツのクリスマス向けのお菓子で、おおむねクリスマスの4週間前からスライスして食べ始める。お菓子が熟成していくので最後の食べるスライスが最もおいしいのだとか。日本では最近輸入されたものと思われがちだが、意外にも歴史は古く江戸時代にはすでにキリシタンの間で作られ伝えられてきたという。
プレーンはドライフルーツが味わい深く、シナモンが際立つスパイスを練りこんだ伝統的なシュトーレンだ。しっとりした生地とシナモンの香りが絶妙で記者おススメ。
よもぎ大納言は、びっくりの和風シュトーレンで生地に大納言が入った甘味といったところか。大納言とは小豆の種類のことで大粒のものをいい煮ても皮が破れにくくふっくらとしている等、和菓子に向いた小豆である。

シュトーレンの下にある「アイシングクッキー」(6種類)はクリスマスツリーのオーナメントをイメージしたホテルメイドのクッキーで、クリスマスのプチギフトにちょうど良い。クリスマスツリー、雪の結晶、ベル、ブーツ、クリスマスボールがあり各520円で、サンタクロースは550円だ。

「クリスマスショコラ」(4種類)は、いずれも直径7cmで、トナカイやサンタクロースなどのクリスマスをイメージしたモチーフを精巧なデザインで表現したショコラだ。
トナカイ/サンタクロースが各3900円、クリスマスツリーとキャンドルが各5000円だ。

写真右奥の「マロン ラム レザン」は直径12cm(2~4名様用)で5000円。マロンクリームとマロンラムシャンティ、ラムレザン
バタークリームにヘーゼルナッツメレンゲを合わせたちょっぴり大人向け。マロンとラムレーズンをイメージするとわかりやすい。これも記者おススメの一品である。

「クリスマスパズル」(3種類)は約18cm×12.5cmで3300円。サンタクロースなどのクリスマスの情景をフランス産チョコレートのプレートに描きパズルにした。よってパズルとして楽しんで飾るのだが、もちろん食べることができるので、遊んで飾って食べると3度味わえる。骨がないので、骨の髄までしゃぶりつくすことはできないが、最後には甘いチョコレートを楽しい思い出とともにしゃぶりつくして新しい年に備えたい。

「ノエル フリュイ」は15cm×8cm(2~4名様用)で4800円。
同行した女子のイチ押しで、フレッシュバナナ、苺、マンゴー、ラズベリーをヴァニラクリームとともにアーモンドのスポンジでサンドした見た目も美しいケーキだ。
イチゴはケーキの定番なので説明の必要はないが、中にはバナナがごろっと入っていて、完熟マンゴーも顔を出す。子供や女性だけではなく、男性にもお年を召した方にもフルーツたっぷりであれば喜ばれるだろう。その意味では幅広い世代がそろうファミリー向けに最適だといえる。記者の感想は「お、バナナが美味しい!」で、それだけバナナにインパクトがある誰もが好むケーキだ。

「ROSY(ロージー)」は直径12cm(2~4名様用)で4800円。
ミルクチョコレートのスポンジにライチで風味付けしたミルクチョコレートのクリームとルビーチョコレートのムースを重ね、爽やかなピンクグレープフルーツのゼリーをサンドした華やかなクリスマスケーキだ。
これは大人の女子会向け、あるいは女性へのプレゼントに最適だろうと感じた。まさにバラの香りで華やかなることこの上ない。バラの花束もいいが、バラのケーキというのもなかなかお洒落だ。

「クリスマスショートケーキ」は定番中の定番で、直径15cm(4~8名様用)が4800円、直径18cm(6~10名様用)が7200円と、どんなシチュエーションでも対応可能で、だれもがよろこぶ逸品だ。
定番中の定番だからこそ差別化が難しいケーキなのだろうが、生クリームもスポンジケーキもそれぞれが丁寧な作りで、しっとりとふわっとした総合力で勝負するケーキだ。友人とのパーティーができる場合は、これを選択すればだれもが味の基準を持っているショートケーキなだけに「センスあり」と認められることだろう。

同行した女子の感想は、「バリエーションが多いので、家庭向けや友人同士、女子会やカップルなどパーティーの種類に合わせて選べるのがいいと思います。クリスマスショートケーキとノエル フリュイは、どんな人がいるパーティーでも間違いない選択になるはずなので迷ったらこれですかね」とのことだった。
記者は男性目線からプレーンのシュトーレンとマロン ラム レザンが好みだった。

誘う方も誘われる方も気を遣う今の時期のパーティーだが、気心が知れた仲間や家族でのパーティーであっても、せめてクリスマスケーキは豪華にして目と舌と心を満足感に浸したい。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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