邸宅のことをマンションと言う。だから日本のマンション住まいとは、田園調布や芦屋の限られた人たちの住まいなのかもしれない。
ニューヨークですらマンション住まいの人は限られているだろう。しかし、マンハッタンから郊外列車に小一時間程揺られたタリータウンという町に、とてつもない邸宅がある。
写真↑はかのロックフェラー邸内の一つの建物である。
現在は一般公開されていて、広大な敷地の屋敷内を散策できるようになっている。庭だけでも途方もなく広く、もうそれは山の一部であり、ゴルフ場まで完備されている。
↓お散歩用の小路もご覧の通りの美しさ。樹は三角錐に統一され、手入れの丁寧さ具合がわかる。
屋外の撮影はOKだか、室内はNGとのことで、屋内の豪華さをお知らせできないのが残念だか、下記写真のような建物がいくつも敷地内にあり、マンハッタンにはホームレスが多いのに、有り余る建物を所有したロックフェラーの財力を思い知らされる。
手入れされた芝生の向こうに見える山々も当然ロックフェラー所有の不動産。
邸宅内には美術品も彫刻もいろんなものに溢れて、夏場は水を見るのは気が涼む。水底の丸い模様もオシャレである。
写真はほんの一部で、記憶の方が勝っているが、それにしても贅沢な住まいを目に焼き付けたことは好運だった。
このロックフェラー邸はツアーでしか参加できず、個人で訪れることは不可。ニューヨークと言えどもタリータウンと言うマンハッタンから離れた地にあるため、ニューヨーク在住の日本人でも行ったことがある人は少ないはずだ。
もし、ニューヨークに長めに滞在する機会に恵まれたら、ロックフェラー邸を見に行くこともお薦めしたい。