B級フード研究家のノジーマです。近年カップ麺は凄まじいスピードで進化を遂げているように感じます。特に生麺のような食感のカップ麺はものすごい完成度で、中には麺とスープを丼に移し、具を盛り付けたらそのへんの店でそのまま出せるんじゃないかと思えるものも。本当にレベルが高くなったものです。
ニュータッチ凄麺シリーズ「静岡焼津かつおラーメン」がウマい!
生麺のようなカップ麺というと日清ラ王やマルちゃん正麺が代表格になるのでしょうが、ニュータッチの凄麺シリーズも負けてはいません。全国のご当地ラーメンを中心に凄麺シリーズは展開されているのですが、いずれも麺だけでなくスープも完成度が高くてびっくりしてしまいます。
そのなかでも最近食べた「静岡焼津かつおラーメン」は絶品でした。かつおラーメン自体の好き嫌いは人それぞれあるとは思いますが、ツルツル食感の麺だけでなくチャーシューやメンマなどの具も存在感があり、かつおだしのスープも繊細で美味しい!
例えるなら魚介豚骨ラーメンを食べたあとに“スープ割り”のような味で、ホッと癒されるような優しい味でした。
ブログ更新:久々に星5つ。魚介豚骨つけめんをかつおだしでスープ割したあとのような優しい味のラーメン。単純にかつおラーメン自体を微妙に感じる人は多そうだけど、完成度は高い!
【カップの麺ぜんぶ食う】第214回 ニュータッチ 凄麺 静岡焼津かつおラーメン ★5 https://t.co/g8LnTPWEmK
— Shinichiro Nojima|野島慎一郎 (@aochins8) August 14, 2020
そしてこの静岡焼津かつおラーメンをつけ麺にアレンジしたら抜群にウマいんだろうなあ……と思い、実際に試してみたらもう武者震いするほどに激ウマだったのでご紹介します。
カップラーメンをつけ麺にアレンジする
もちろんこの方法はニュータッチ凄麺シリーズだけでなく、スープと麺が別になっているカップラーメンならどの種類でも応用可能です。まずはカップにかやくだけを入れて熱湯をスタンバイし、熱湯を注ぐ前にハサミや包丁などを使ってフタに穴を開けます。
穴を開けたら熱湯を注ぎます。穴を開けた分、熱湯の熱が外に逃げやすくなると思いますので、液体スープなどで穴にフタをしておくと気休めにはなるでしょう。
カップラーメンの容器は湯切りをする用に作られていないので、湯切りの際にはやけどをしないようにくれぐれも気をつけてくださいね。
湯切りをしたら今度は冷水を入れ、麺全体を冷やして再度穴から水を切る、という流れを何ターンか繰り返すと見事に麺がキンキンに冷えた状態に仕上がります。もちろん“あつ盛り”で食べたいなら冷やす過程は取っ払っちゃって大丈夫です。
いかにもツルツルで繊細な、コシのありそうな麺が用意できました。ウマそう〜!!
家で調理するならざるを使って麺を冷やすほうが手っ取り早いかもしれませんが、このやり方ならいつでもどこでもつけ麺アレンジができますよ。
スープは別の容器に入れ、本来の使用量の半分から3分の1程度の熱湯を注いだらつけ汁も完成です。こちらはラーメンの種類によって濃さが違いますので、はじめは濃い目に作ってあとから熱湯を入れて調整するのがベストでしょう。
あとは麺をつけ汁に浸して食べるだけ。抜群にウメェェェーーーーッ!! アツアツのスープに浸っている状態でもコシの強い麺を冷水で冷やすことにより、さらに食べごたえのある麺へと進化しました。そして麺だけでなくつけ汁も見事に店で食べる絶品魚介つけ麺のソレと化しています……! まさに目論見通りのウマさ! これは大成功ですぞー!!
結局は麺を冷やしてスープを濃い目に作るというメチャクチャ簡単なことをしているだけなのですが、ノンフライ麺のカップラーメンでスープが液体スープのものを使ってつけ麺にアレンジすると完成度がグググッと高まるというわけなのです。さらにここにお好みでつけ汁に酢や唐辛子などを入れるとさらにつけ麺っぽさが増すはず!
今回試してみた静岡焼津かつおラーメンだけでなく、ニュータッチの凄麺シリーズならだいたい外れないと思いますし、ほかのメーカーのカップ麺でもつけ麺アレンジすることで美味しく変化するものもたくさんあることでしょう。簡単ですのでぜひいろいろなカップ麺でお試しください!