ヘンリー王子と結婚式を挙げたのは2年前の2018年5月19日。ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で、メ―ガン妃の父親が病気のため出席不可で、新郎の父であるチャールズ王子がアメリカの女優だったメ―ガン・マークルとヴァージンロードを歩き、ヘンリー王子と結婚したことで晴れてメ―ガン妃となった。
当日アメリカは盛り上がりを見せた。ニュース番組、芸能チャンネル、情報番組と各局のメイン司会者はロンドンからの生中継で、結婚式に向かう道中→結婚式→式後の二人をカメラは追い続けた。
おとぎ話がそのまま実写化されたような、大人でもときめくキラキラがその結婚式に見えた。
結婚前にメ―ガン妃の実父のスキャンダルや、異母姉、異母兄の発するメ―ガン批判を週刊誌は書き立てたが、それらを一笑に付すメ―ガン妃のオーラが圧倒的に勝っていた。
当時、異母兄がヘンリー王子に手紙を書き、日付は結婚式のわずか3週間前の2018年4月26日であった。ヘンリー王子宛手紙の出だしは「メ―ガンはあなたに適した女性と全く違います。結婚を取りやめるのは今からでも遅くないです」と。
先ず、非常識である。それにこの手紙は直筆でしかも青い罫線が入った会社員や学生が記録媒体として使うリーガルパッド使用だ。これはメモ用紙で使うもので日本で言うとレポート用紙にあたる。しかし、紙自体は日本のレポート用紙程上質ではない。太字の万年筆なら、インクは吸うし、文字も滲むくらいの紙質だ。それゆえ手紙に使うとしたらあまりにも略式過ぎる。ましてやヘンリー王子への手紙に使うには無礼にも程がある。
また、義理姉もテレビに出演し、車いす使用のため、自宅からの中継ではあったが、義理の妹を批判した。当初、婚約が決まった際は、大喜びで義理の妹を祝福していたが、結婚式に招待されていないことがわかった時点で、手のひら返しの猛攻撃が始まった。それらをマスコミは面白がった。イギリスのテレビ番組にもフロリダの自宅から数多く中継で出演していた。
父親はカメラマンに買収され、出席もしない結婚式の礼服づくりの体をメジャーで測るところの写させたり、なんだかメ―ガン妃の足を家族総出で引っ張っていたようだった。
これらの出来事は2年前のことである。
そして2年経過した今、メ―ガン妃と勿論ハリー王子も息子のアーチ―もメ―ガン妃の出身地カリフォルニア州に居を構えている。
結婚してメ―ガン妃は年下のヘンリー王子を言い方は悪いが手名付けていったようだ。まさかの王室離脱。そしてカナダへ移住したと思ったら、カナダは通過点のようで、結局、メ―ガン妃の祖国アメリカに戻ってしまった。
ヘンリー王子に同情する。こうなると異母姉兄のメ―ガン批判が正しかったことになる。思い起こせばあの結婚式を挙げた聖ジョージ礼拝堂内の古びた臭いがイヤだと消臭剤をかけるよう指示したというのは随分なことだし、ストッキングはつけないし、洋服でも数々王室のルールを破ってきた。
今、思い返すと結婚式もメ―ガン妃の親族は母親たった一人だけで、父親は病気を理由に欠席したが、異母姉兄に招待状も送らないというのも、あまりにも冷酷な仕打ちに思える。身近な家族とうまく行っていないメ―ガン妃は、王室入りしてからもキャサリン妃と衝突したとマスコミは報道していた。
ヘンリー王子に見初められ、離婚歴があるにもかかわらず王室入り出来、婚約していた時にヘンリー王子はインタビューで「一緒に公務が出来るのを楽しみにしている」と言っていたのに、メ―ガン妃は結婚してわずか2年でヘンリー王子をイギリス王室から剥がして、自分の故郷のカリフォルニアに連れてきたとは…
この結婚が永遠に続くとは思えない。ヘンリー王子の父親チャールズ王子もダイアナ妃と離婚し、おじのアンドリュー王子もセーラ妃と離婚している。イギリス国民は「早く目を覚ませ!ヘンリー王子」と将来的な二人の離婚を願っていて、王室復帰を望んでいる人が多い。
やりたい放題に見えるメ―ガン妃に愛想を尽かして、イギリスに帰る姿が目に浮かぶ。歴史と伝統のイギリス王室。ヘンリー王子はカリフォルニアより、イギリスの王室メンバーである方がしっくりくる。
伝統を継承できずたった2年で根を上げたメ―ガン妃。夫、ヘンリー王子に”イギリス王室を離脱させた”原因を作った悪女に見えてくる。
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