ホントかな?五大陸で手作り餃子を作る方法

  by あおぞら  Tags :  

餃子を食べたくなったらどうするか?

・餃子の王将に食べに行く
・冷凍食品の餃子を焼く
・ラーメン屋でラーメンと一緒に注文する
・Uber Eats でオーダーする
・自分で作る

いくつかの選択はありますよね。個人的には餃子の王将がいいですね。やはり美味い、安い、早い!と三拍子揃っています。

しかしですね、餃子の王将が近くにない人たちも大勢います。かく言う私も海外在住。餃子の王将は残念ながらありません。日本人は世界各地で暮らしており、私などはニューヨーク住まいですから日本食料品店も、ラーメン屋もありますので、自分で作らなくても餃子は食べられます。

ただ、餃子を食べるだけにラーメン屋に出かけるのは億劫ですし、なによりラーメンだけで優に10ドルは越えます。それと餃子と税金、チップを含むと日本円で2000円程します。

餃子は中華料理店で食べればいいじゃないか?とも思われそうですが、中華料理屋の餃子は日本のような薄い皮の焼き餃子は見たことがないですし、中国の餃子と言えば水餃子で、皮は日本の焼き餃子の薄いものと違い相当ぶ厚いです。

では、日本から輸入された冷凍食品はどうでしょう?

買ってみましたよ、某アイドルが美味しそうに食べるアノ冷凍餃子ですよ。ただ、日本の冷凍食品を期待し過ぎたせいかコマーシャルでイメージするほど美味しくなかったのです。

それもそのはず、冷凍餃子の原料は鶏肉と豚肉使用で、順番は鶏肉が先…. と言う事は豚肉より安価の鶏肉が多いということではないでしょうか。餃子は何と言っても豚肉ですよ!

外国住まいの私にとり餃子を作ることは結構大変でした。先ず、ミッドタウンのスーパー3店はしごしても豚のひき肉は売っていなかったのです。ユダヤ教、イスラム教信者の多いニューヨーク。ユダヤ人もイスラム教の人たちも豚肉は食べません。餃子を作ろうと!思っても肝心の豚のひき肉が売っていない!

しかし、たまに豚のひき肉が売られていることがあり、それが新鮮なピンク色の場合は先ずそれを買って、それから日本食料品店に餃子の皮を買いに行き、キャベツやネギや生姜、ニンニクが自宅にひとつでもなかった場合でも買わなくてはいけません。大げさではなく一大事で、面倒なことこの上なし。餃子を食べるためにこんなに動かなければいけないのはイヤになります。

でもね、でもですよ、人間というものは学ぶんですね。

写真の餃子、手作りです。素人の作った餃子って感じですが、コレ、餃子の皮から手作りです。意外に簡単に出来るんです。分量は割愛させていただきますが、手順だけ以下↓ご参照くださいませ。

① 小麦粉に塩を加え熱湯を注ぎ加減を見て、耳たぶくらいの固さのカタマリをコネて作る
② それをラップして冷蔵庫に入れて30分ほど寝かせる
② まな板に打ち粉を振って、麺棒で丸く伸ばす

面倒であれば②の”寝かせる工程”を省いてもかまいません。最初はまな板に打ち粉を振って餃子皮を作る時、小麦粉が飛び散ったりと面倒ではありますが、やっていくうちに慣れてきます。

餃子の皮作りは小麦粉と塩は常備しているので、いつでも作られます。では、豚のひき肉は?これはチャイナタウンでは豚のひき肉は売られています。ただ、挽き具合が大きく焼き餃子向きではありません。

そこでイースト・ハーレムのスーパーに出かけます。ちょっと遠出をしますがイースト・ハーレムまで出向けば買えます。ここには日本のスーパー並みに豚ミンチが売られています。そして土地柄物価が安い!

それさえゲット出来れば自宅で簡単に餃子が焼けます!餃子皮だって手作りですから、以前のようにわざわざ餃子皮を買いに日本食料品店に急ぐ必要もないのです。

世界の不便な地域に住んでいる日本人の方に、是非、手作り焼き餃子を楽しんでもらいたいですね。豚肉が売られていないであろう中近東に住む人たちは野菜餃子でもいいじゃないですか?

五大陸のアフリカ大陸、ユーラシア大陸、アメリカ大陸、南極大陸、オーストラリア大陸で手作り餃子を楽しみましょう!この皮づくりさえ出来れば、どこに住もうが餃子づくりは可能でしょう。

でも、南極大陸あり?の声も聞こえてきそうですが、この地には南極地域観測隊があり、小堺一機さんのお父様が料理人として活躍され、また元海上保安官の西村敦さんが『面白南極料理人』のシリーズを刊行されています。おそらく餃子は南極でも食されていると思います。

海外での餃子づくりの肝は餃子皮!それさえ手作り出来れば鬼に金棒!

ユダヤ教、イスラム教圏でも野菜餃子なら問題なし!

実際、豚肉なしの野菜餃子も十分美味しいのです。だって、写真の手作り餃子は野菜餃子。豚ひき肉を遠出して買いに行くのが面倒になったので、自宅にあるキャベツ、ネギ、ニンニク、ショウガ、片栗粉、鶏がらのスープ、ごま油でチャチャッと作りました。

そして豚肉無しの餃子の主役は餃子皮!その原料の小麦粉はいつもあるのですから。世界中で手作り餃子を作りましょう!

世界と言わずとも、焼き餃子本拠地の日本にお住いの皆様も、是非手作り餃子に挑戦してみてくださいね!

ニューヨークから発信しています