ジョー・バイデンが大統領になる可能性大 ◆ 副大統領候補に指名した女性候補、カマラ・ハリスの魅力

  by あおぞら  Tags :  

アメリカの大統領選挙は4年に一度の丁度オリンピックイヤーに行われます。今年の東京オリンピックは開催されなかったので、オリンピックなしでの大統領選挙はちょっと感覚が違います。

それにアメリカの大統領選挙は政治の政(まつりごと)だけでなく、祭りごと的な要素もあり、支持する候補者の缶バッチを洋服やバッグにつけたりと、選挙民もアピールをしていました、以前までは….

もっと正確に言うと、前回のトランプVSクリントンからこの選挙民が参加しての、まさに”総選挙”の盛り上がりがなくなりました。トランプはニューヨーク出身の共和党、ヒラリー・クリントンは出身は違えどもニューヨーク州選出民主党の上院議員を務めましたから、共にニューヨーク同士で盛り上がりそうなものが、それが全く盛り上がらなかったのです。

世間的にはトランプが大統領に選出されるなどとは思ってもみなかったですし、また共和党員でも反トランプ支持が多かったのも事実です。風潮として『トランプなど応援していたら白い目で見られる』の空気がトランプの地元ミューヨークで起きていました。

通常の大統領選では、(おそらく違法で)路上で大統領候補の缶バッジや、Tシャツなどの応援グッズが売られているのを見ることがありましたが、前回のトランプVSクリントン選では、応援グッズすらも見ませんでした。

随分長い前置きですが、その白けた前回の大統領選挙を更に白けさせているのが今回の大統領選。民主党の対戦相手が前副大統領のジョー・バイデンで、年齢も高いしフレッシュさもなく、政治経験が長いから特別なことをしたか?というと、ただ副大統領だった人と言う印象しかありません。本当に選挙民にとっては大統領選のお祭り騒ぎは無しに等しいです。

しかし、ちょっと流れが変わりました。それはバイデン候補が副大統領候補を指名し、その候補者が女性で、しかも、ジャマイカ人移民の父と、インド人移民の母を持つ非白人です。カリフォルニア州選出の上院議員で、アジア系アメリカ人女性として初の上院議員のカマラ・ハリスです。


(https://www.senate.gov/artandhistory/history/common/image/HarrisKamala.htm)

ジョー・バイデンは政治家として今一つの印象を持っていましたが、この副大統領候補指名で流れが大きく変わると思います。インド系アメリカ女性の活躍は目覚ましいです。政治家では元国連大使のニッキー・ヘイリー、経済界では初の女性CEOを12年在任し売り上げ高8割増を打ち出したインドラ・ノーイ、歌手のノーラ・ジョーンズもそうですし、20世紀最後のミス・ワールドの優勝者で歌手のニック・ジョナスと結婚した女優プリヤンカー・チョープラー等々。

トランプ大統領はおそらく再選しないと思います。ジョー・バイデン自身は大統領の器ではありませんが、副大統領候補にカマラ・ハリスを指名するとはなかなかの采配です。

人種問題で争いが起きるアメリカで、非白人のしかも女性の副大統領候補には希望があります。地方検事補からキャリアを始めてサンフランシスコ地方検察局、そして第27代サンフランシスコ地方検事に選出されたのは2004年、その職責を2011年まで務めました。

その華麗なる経歴の上院議員、しかも黒人とインド人とのハーフ。アフリカ系アメリカ人とインド系アメリカ人、またアジア系アメリカ人には親近感を覚えることでしょう。

トランプVSバイデンの大統領選は、気の抜けたソーダ水みたいで興味はもてなかったのですが、頼りないと思われていたバイデン大統領候補が副大統領にカマラ・ハリスを指名したことで、流れが一気に変わりました。

副大統領候補のライジング・スター、カマラ・ハリスは選挙のドル箱になるでしょう。よって、今秋、ジョー・バイデン大統領が誕生する可能性が見えてきました。

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