ファーストレディー達が住んだニューヨーク ◆ チョットした無駄知識を伝えたくて

  by あおぞら  Tags :  

4年に一度のアメリカ大統領選がこの秋に行われる。現大統領のドナルド・トランプはニューヨーク出身なので、自宅もニューヨーク。大統領なので現在の住まいは首都ワシントンDCのホワイトハウスであるが、ニューヨークの自宅に戻る時は、ニューヨーク警察の警備も物々しいものになる。因みに自宅は5番街のティファニー本店の隣の自分の名前を冠したトランプ・タワー。レジデンス・ビルだが、商業施設が一階や地下、二階部分にもあるのでビル内は観光客が多い。

さて、ニューヨークのマンハッタンには未亡人になったファーストレディーが、静かに暮らした住まいが2軒ほどある。ひとつはアパートなので”軒”とは言わないだろうが、↑上記の写真はトランプ・タワーと同じ5番街にあるジャクリーン・ケネディー・オナシスの住んでいたアパートの入り口である。こちらは同じ五番街でも商業中心のミッドタウンとは趣が違い、アパートの前はセントラル・パークでこの辺りは五番街なれど重厚な高級アパートの立ち並ぶ住宅街である。

ジャクリーン・ケネディー・オナシスが暮らしたこのアパートはメトロポリタン美術館に近く、後の駐日大使になった娘のキャロライン・ケネディーのかつての職場でもあった美術館なので、娘の職場に近い住まいは心地良いものだったと思う。また、アパートの前のセントラル・パーク内に広大な池があり、その池はセントラルパーク貯水池(Central Park Reservoir)と呼ばれていたが、1994年に功績を称えジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池(Jacqueline Kennedy Onassis Reservoir)と改名された。

アメリカのファーストレディーの中で最も華やかと言われたジャクリーン・ケネディー・オナシスとは真逆のファーストレディーはエレノア・ルーズベルトだと思う。日本人には馴染は浅いかもしれないがとても優秀な大統領夫人で、フランクリン・ルーズベルト大統領死去後、アメリカ国連代表を務めた。国連代表を退任後も世界中で女性の地位向上のための講演を行い、日本でも各地で講演は行われた。

そのエレノア・ルーズベルトの終の棲家は↓以下の写真の住まいである。こちらはパーク・アベニューとマディソン・アベニューの間にあるひっそりしたタウンハウスで、写真の右側の柱の後ろに赤い半円が見えるが、こちらのプレイトに歴史的建造物の説明がされている。場所はメトロポリタン美術館の別館、メット・ブロイアーがすぐそこの位置にある。

実はファーストレディーとして、ある方の住居もマンハッタンにある。こちらのファーストレディーはアメリカ大統領の妻ではなく、インドネシア初代大統領夫人と言えばおわかりだろう、デヴィ夫人だ。夫人のお住まいもニューヨークにある。夫人は今もご活躍中なのでお住まいの写真を掲載するのは控えさせていただくが、パーク・アベニューにある重厚な建築物のアパートである。デヴィ夫人が東京の住まいや、インドネシアのジャカルタの住まいをテレビで紹介していた番組を見たことがあるが、そういえばニューヨークのお住まいもテレビで紹介されていた。少なくとも三つの国に自宅を有しているとはなんたるスーパーレディー!

こちらも美貌のアジア人女性で蒋介石夫人の宋 美齢の住まいもニューヨークにあった。2003年にお亡くなりになったので意外に近年の人だったのを知った。宋 美齢の終の棲家はイースト・リバー沿いの84丁目にある高級アパートだった。浴室が8つ、使用人部屋だけで4部屋もあり、アパートの9階、10階部分を所有したそうだ。目の前はイーストリバー、そしてアパート横には公園と立地条件が人とあまり接しなくていい環境である。その優雅なマンハッタンの住居で105歳の人生を終えた。

アメリカ大統領夫人だけでなく、蒋介石夫人も居を構えたニューヨーク、マンハッタン。陸地面積は世田谷区とほぼ同じのこの細長い小さな島には、現在日本で活躍するデヴィ夫人ことラトナ・サリ・デヴィ・スカルノさんの住まいもある。そして、現在のアメリカ合衆国ファーストレディーのメラニア・トランプ夫人は五番街のトランプ・タワーを住居としている。ファーストレディーとマンハッタンの関係が面白い。

最後にニューヨークの郊外のチャパカに住んでいるのは、クリントン大統領夫人で、自身も上院議員や大統領候補にまでなったヒラリー・クリントンもいる。

ファーストレディーたちとニューヨーク、益々、この街は面白い。

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