新型コロナ感染により失業者が多く出て、自殺者も増えるという見方をする専門家の話を聞いてその通りだろうと思いました。一般的に自殺者は中高年が多く、その理由は経済的な行き詰まり、健康問題、人間関係等ありますが、実際の理由はご本人しかわからないのではないかと思います。
俳優の三浦春馬さんが自殺されました。インターネット記事の見出しで『三浦春馬、30歳、死去、まさか自殺?』と一瞬にして4段階で頭脳が反応しました。結果、自殺であることが判明し、ご自宅で首つり自殺をされたそうです。
なんとも痛ましい….
三浦春馬さんはお金に困ることはないでしょうし、健康的な問題もなかったと思われますが、実直で真面目という人柄だったそうで、そういう方はうつ病になりやすいのだと思いました。
生きていればいろいろあります。順風満帆に見える人も、またSNSでリア充な生活を見せびらかすような人も、三浦春馬さんのようにイケメンの人気俳優で仕事も順調な方にも、表面上では他人が理解しえない葛藤があったのだと思います。
日本の自殺者は昨年2万人を下回ったそうで、これは良い傾向です。ただ、世界主要国と比べて見ると先進七か国のG7で最悪とのことで、お隣の韓国も自殺者が多いですが、アジア人のメンタリティーもあるのかもしれません。陽気なスペイン人は両国と比べると自殺者は圧倒的に少ないです。
三浦春馬さんの自殺もショッキングですが、中学生がいじめられて恨みの遺書を残して自殺するのは、もういたたまれないです。故人を知らない人間がそう思うのですから、親御さんの悲しみは深く、これからの人生に影を落とすことでしょう。
『しんどい…』と思うことは誰にでもありますし、死にたい、イヤ、この世からいなくなりたいと思ったことは、この世の中の人で半数以上は思ったことはあると思いますよ。そんな気持ちになっている時は、黄色信号ですから注意が必要で、止まらなければいけません。交通信号の間違った解釈の『注意して進め』をすると、それが自殺に繋がることもあると思います。ですから、休んだ方がいいのです。
深刻に考えすぎないことです。生まれてきた意味など考えないことです。ただ、ただ、息をして生きていればいいのです。では、学校は?仕事は?と問われそうですが、黄色信号の状態ですから休んでいいのです。
深呼吸をする、玄米茶を飲む、公園に出かける、海や川の水辺にたたずむ、リラックス効果のある音楽を聴く…などしてリハビリをすればいいのです。
鶴は千年亀は万年という、長寿を祝ったり、おめでたい時に使う諺がありますが、人間は千年も万年も生きるわけではないので、自殺しなくてもいずれあの世に行くのです。だから先を急がないで欲しいのです。
枯葉がやがて木から離れて落ち葉になりますが、葉っぱは自分が青いうちに木から離れることはないんです。”自殺葉っぱ”はないんです。
ゆっくりいきましょう、考えすぎないことです、生きている意味?精神が疲れた時は、そんなたいそうなこと考えない。ダウンタウンでも、ミルクボーイでも、ぺこぱでも見て笑っているのが一番です。面白いと思えるなら声に出して笑ってみるのです、それも意識して。笑うことにより精神状態は必ずよくなりますから。
地球号の乗組員は取りこぼしなく、各々の人生航海を進めていきましょう。どうしても辛いなら停泊しておけばいいだけのこと。自ら沈没することなきよう、人生の黄色信号の時は間違った解釈の無理して進むのでなく、止まることをお忘れなく。
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