大手航空会社 ユナイテッド航空が10月に36,000人の解雇を発表

  by あおぞら  Tags :  

ユナイテッド航空は大手航空会社。今迄何度も経営困難にぶち当たってきましたが、今回は人員整理を発表しました。

United Airlines warns 36,000 workers they could be laid off従業員36,000人を10月に解雇予定とは、なんとも大胆かつ冷酷な計画でしょうか。

アメリカは経営危機に陥ると、人件費を削ることを第一優先にする”解雇優先”の残念な経営です。

36,000人解雇とは現スタッフの約半数だそうで、会社内では不穏な空気が広がるでしょうし、生き残り作戦でイヤな同僚を目にすることもあるかもしれません。

ユナイテッド航空は、2001年のアメリカ同時多発テロの際、2機がテロに使用されたため、それも理由で経営が著しく低下し、2008年には、競合していた大手航空会社コンチネンタル航空と合併の道で生き残りに翻弄しました。合併後、コンチネンタルの名は使われることなく、ユナイテッド航空に飲み込まれる形になりましたが、しかし、写真の機体尾翼のマークはコンチネンタル航空のロゴを使用しています。

アメリカの航空会社は、それこそ日本の銀行の合併、合併でもう団子状態です。私自身も多くのマイレージカードを持っていましたが、デルタ航空とノースウエスト航空が合併し、マイレージはデルタ航空に統一され、ノースウエスト航空やコンチネンタル航空はマイレージは消滅されないシステムでしたので、合併によりそれぞれの航空会社の方針もあり、いろんな意味で大変であることは考えられます。

アメリカは新型コロナの影響で、日本より多くの影響を受けていると感じます。旅行者は激減し、ビジネス利用の出張者も出張できない状況。航空会社が打撃。

閉塞感のみ残されているアメリカ。失業保険の申請者がうなぎ上りで、大手企業で働いていても、このように解雇の憂き目にあってしまうとは、なんとも儚いことでしょう。

誰が悪いというわけではないのですが、新型コロナはアメリカを直撃し、人々に脅威を与えています。

画像: flickr
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ニューヨークから発信しています