育てたキャバクラ店、すぐに売る!「キャバクラ転売ヤー」に話を聞いてみた

どうも特殊犯罪アナリスト&裏社会ライターの丸野裕行です。

昨今、IT企業などでは特に「会社を興して大きく育て、それなりに儲けが出たらすぐに手放す(売る)」という手法がよく見られます。従来型の経営者は会社の業績が悪くなってしまっても、ついついしがみついてしまうことが多いのですが、ビジネス的に割り切れる経営者は、しがらみに固執せずさっさと売り飛ばせるのです。

経営視点から見た場合、このやり方は実に賢明と言えるでしょう。売ったお金でまた新しい業態のビジネスを展開すればいいわけですから……。

その論法に従い、キャバクラ店をつくっては、人気店にして高いお金で売り飛ばすというビジネスを実践しているという男性がいます。

<※画像はすべてイメージです>

今回は、キャバクラ転売ヤーの内田安太郎氏(仮名/44歳)にお話を聞き、“キャバクラ転売でどのように利益を生んでいるのか”を綴っていきたいと思います。

資本金を集められれば、ボロい商売

丸野(以下、丸)「キャバクラ転売というのは、誰でもできるものなんでしょうか?」

内田氏「そうやね、まぁ誰でもできるというものでもない。まずはキャバクラを経営して人気店に見せないといけないから、大切なのは資金力。資本金を集めることができれば、やって損はないね」

丸「ほほう。そのくらいの資金がいるのでしょうか?」

内田氏「キャバクラをつくる費用と毎月の維持費がいる。東京なんかで商売する場合、女の子が20人程度で、20時から午前4時くらいまで月25日運営させるとすれば、資本金として5千万円はいるやろね。それと月々の賃料や人件費、広告料、水道光熱費、酒の仕入れ代金、店内の内装、通信費、送迎代、雑費などを含めると1千5,000万弱はかかる」

丸「ひえぇ~、そんなに?」

内田氏「まぁ1日100万円の売り上げがあれば、オーナーとしては月1千万くらいは儲かる。まぁ夢はあるわね。だから、デリヘルやホテヘルみたいに参入したがる人間が多くいるわけよ。でも、それなりの経営ノウハウがないと絶対にうまくはいかない。一番難しいのは、繁盛している状態を維持することやからね。体力(資金力)もないのに、こんなコロナ騒動なんか起こってしまったら、すぐに潰れて終わりよ。オレはコロナ騒ぎになる前に2軒のキャバクラを転売しておいたから、痛くもかゆくもないけどな

おいしい商売と思わせることが大切

丸「そんなに繁盛を続けるのって難しいんですか?」

内田氏「難しい、難しい。それはどんな商売であれ、言えることや。社会情勢がコロコロ変わっていく中で“この道で一生食っていく”なんてのは幻想。アホの考え。だから、キャストの女の子をしっかり集めて、一時的に繁盛させて、現金を持っているヤツを探す

丸「金持ちを……」

内田氏「ゴルフ場回ったり、異業種交流会とか言ったりするとすぐに見つかる。そこで、売り上げやら回転率やらを見せて、おいしい商売やと思い込ませて、店に連れて行くわけ。で、キャストたちに“これからこの店の経営者になる〇〇さん”なんて紹介するわけよ。“すご~い、社長よろしくお願いしますぅ~!”なんて女の子たちにチヤホヤされれば、嫌な気はしないわな」

丸「で、買わせると?

内田氏「そう。いい部分ばかりしか見ずに、店を立ち上げる苦労も知らないようなド素人がオーナーとして経営なんてできるわけがない。キャバクラ経営というのは、そんなに甘くないんやから」

閑古鳥が鳴くようになれば安く買い叩く

丸「じゃあ、しばらく経つと閑古鳥が鳴くと?

内田氏「その通り。素人オーナーは、女の子集めなんかの面倒なことができない。でも、キャバクラ経営したいというんやからね。しばらく経てば、青息吐息。次は、またオレがホワイトナイトとして登場して、再度その物件を安く買い叩く。またもう一度繁盛させた風に装って、また高値で売る。それを続けていれば、無尽蔵に金は増えるんよ」

丸「あくどい手口ですね」

内田氏「なんで? 騙されるというか、欲の皮を張った方が悪い。オレはプロの金融と経営のコンサルタントをやりながら、キャバクラ店の繁盛のさせ方を知っているわけ。でも、絶対にキャバクラを経営するよりも転売した方が儲けが大きいのは事実。ある程度儲けが出ればさっさと売るのが一番いいわけよ」

丸「大体、繁盛店にしてどれくらいの金額で手放すんですか?

内田氏「あくまでも目安しか話せへんよ。7千万円で、2千万円の儲け。経営に失敗したヤツから店を買い取るときには、1千万から2千万の間やな。それでも助けてくれと泣きついてくるよ。それでまた、その店が手元に入ってくる。また育てる、売る、2千万の儲け。潰れかける、1千万円で買い取る。それを繰り返す

丸「そりゃ儲かりますね

内田氏「数軒転がせば、数億円稼ぐのに時間はかからないよね

以上、いかがでしたでしょうか。

経営をするよりも単純に転売した方が儲かることがわかっていただけたと思います。

内田氏のように、時代と情勢を読む研ぎ澄まされた感覚とコンサルティング能力、そして度胸がなければ成功はしません。キャバクラ経営に憧れていたとしても、素人は手を出さない方がいいのかもしれませんね。

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『丸野裕行の裏ネタJournal』や『初めての不動産投資マガジン』『神戸製薬株式会社present's NEOYAG』などのポータルサイト編集長、文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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