オトナの時計投資:コロナショックでROLEX価格大暴落!しかし今がチャンスかも!?

どうもライターの丸野裕行です。

新型コロナウィルス感染で緊急非常事態宣言が全国的に発令されてしまった中、リーマンショック以上の大不況が世界的に襲いかかろうとしています。

御多聞に漏れず、不況の波はアンティーク時計の世界にも押し寄せています。そうです、常に上昇し続けていたビンテージもののROLEXの価格も大暴落し、アンティークROLEXの取引で売り上げを上げていた時計買い取り店や質店が相次いで倒産

体力のある会社しか生き残れず、そこも今まで上がり続けていたアンティーク時計をさばけずに四苦八苦しているようなんです。

株や土地のように一気に下がったアンティークロレックスを、今買うべきか、買わないべきか……。

前回、前々回に引き続き、今回もロレックスのコレクターであり、副業としてビンテージもののロレックス投資ビジネスを行う神戸製薬株式会社代表の吉田斉彬(ナリアキラ)さんにお話をお聞きし、アンティークウォッチの投資術をお送りしたいと思います。

『オトナの時計投資:ビンテージウォッチで、こう愉しむ! こう稼ぐ!』
https://getnews.jp/archives/2378319 [リンク]

『オトナの時計投資:買い時?! 文字盤修復した“リダン”ロレックス(ROLEX)“復権”の可能性』
https://getnews.jp/archives/2443127 [リンク]

現行品、ビンテージもの、いずれも値崩れを起こしている

丸野(以下、丸)「現在、新作ROLEX、旧作のアンティークROLEX、どちらの価格も大幅下落していますよね

吉田さん「新作のROLEXは下がりますが、ビンテージものは下がらないと言われていました。人気で品薄だったスポーツロレックスも軒並み下落しています。それに、時計買い取り各社が値段を上げようとしていたビジネスモデルのアンティークロレックスも下がってきています

丸「しかし逆に考えるなら、ドルや株のように下がりきった中で、今買っておくという方法もアリなんではないですか?」

吉田さん「そうですね、でもこの新型コロナウィルスは先行きが見えないのでね。僕も強くは言えないですけど、下がったときに手放さなかった人、さらには欲しかったアンティークロレックスの値段が下がったので購入した人は、2017年、2018年、2019年のROLEX価格上昇の波に乗って投資が成功したと。今の下がっているときに、安いので買うのはアリですね。今これだけの不安材料がある中で、不安な人は売りに走ってしまう……これだけは絶対にダメですね

丸「ほほう」

吉田さん「売りに走ると、各質屋さんや時計買い取り専門店は安く買い叩いて、それを寝かせるわけですよね。デイトジャストのギャラ付きは昔35万で購入して、それがこのコロナ騒ぎがあるまでは、50万円まで上がりました。今の市場では、半値の25万円まで下がっています

丸「安い! すごく下落していますね

<写真:時計買い取り店が出版したロレックスマニア垂涎の豪華本>

金の価格は上昇、金無垢のROLEXは下落のなぜ?

吉田さん「話は変わりますが、昨今金の価格が上昇して、最高値を記録しましたよね。日本では肌の色に合わないので、金のROLEXは敬遠されがちです。でも大昔のシルクロードを渡る旅人は、金のロレックスを買って、金のブレスのひとコマひとコマを売りながらなんとか旅を成功させたそうです」

丸「すごい話ですね、それ」

吉田さん「この価格が下降している中で、金のロレックスの価格も下がっています。これがよくわからない。金の価格は上がっているのに、金のロレックスの価格は下がっているという現象が起こってしまっています。なぜかデイトナの金無垢よりもステンレスのデイトナの方が高いというのも納得できないです」

<写真:金が使われている>

丸「なるほどね」

吉田さん「ここにあるROLEXですが、これは14金のピンクゴールドが使われています。これももちろん本物の金。金無垢の物がイヤなら、このような優しい金を選べばいいと思うんです」

<写真:優しい色合いのピンクゴールドが使われているロレックス>

丸「これなら肌の色に合うし、主張しすぎないですね」

吉田さん「今、投資目的でROLEXを購入しようとしている人は、この稀少なピンクゴールドがオススメですよ。価格が下がっているので、お買い得ですよ。今のうちに買っておいて、世の中の状況が安定すれば、絶対に値上がりします

<写真:ちなみにこの文字盤はリダン文字盤。正規品にこんな色はない>

デイトナポールニューマンモデルまでいくと価格は不動

丸「値段が下がらないものというのはあるんでしょうか?

吉田さん「本物のROLEXとカルティエのダブルネームROLEXとティファニーのダブルネーム、手巻きのROLEXデイトのポールニューマンモデルなどは、稀少なのでまぁ不動ですね。100万、200万で買えたポールニューマンモデルは、今では3,000万円

■伝説のデイトナ ポールニューマンが腕時計史上最高金額20億円で落札!

セラミックベゼルが艶やかに煌く現行モデル116500LN。ステンレスベゼルを備え、未だに根強い人気を誇る116520。多くのモデルがプレミア価格で相場が推移する「ロレックス デイトナ」ですが、デイトナは現行モデルのみならずアンティークモデルにも超レアモデルが存在します。

その象徴として存在するのが「デイトナ・ポールニューマン」。

ポール・ニューマンによって長らく愛用されていた「デイトナ ポールニューマン」は競売会社であるフィリップ社を通し、2017年10月26日にニューヨークで競売にかけられました。その結果は当初の予想を遥かに超える超高額入札となり、最終的に腕時計史上最高額となる約20.3億円(1,775万2,500ドル)で落札されました。

引用元:銀座の時計専門店『GINZA RASIN』
https://www.rasin.co.jp/blog/rolex/paul-newman/[リンク]

丸「凄すぎて、もうよくわからない」

<写真:筆者の私物・エクスプローラーⅠ>

吉田さん「これは値下がりはないでしょう。ポールニューマンモデルにも使われている【デイトナエルプリメロ】というゼニスのムーブメントを使ったROLEXもなかなか値崩れしないと思いますよ。大体、300万円~700万円ほどするものなので、富裕層しか買えず、値崩れしにくいと思います」

いかかでしたか?

現在、アンティークROLEXの市場は冷え込んでいるからこそ、投資目的で安く購入することができます。

あなたも新型コロナウィルス対策の給付金10万円を有効利用して、今回のインタビューに出てきた1本を購入してみてはいかがでしょうか?
ただし、投資はあくまで自己責任でよろしくお願いいたします。

(C)クォーク

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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