感染リスクを抱えながらも現場にたつ医療関係者たち 「これはまだ始まりにすぎません。皆さん、お願いだから社会的距離を保って自主隔離してください」

明確な道筋が今一つ見えず、後手後手感や中途半端感が強いと言われている日本の新型コロナウイルス対策。

https://twitter.com/DarthAstris/status/1241235543901343744

https://twitter.com/DarthAstris/status/1241334466011729925
「入院患者だけ検査しているので感染者数は人工的に低い数字。感染拡大を抑止するためにほとんど何もしていない。誰も来日なんかしないのに観光産業を守ろうとしている。電車はマスクをしていない人たちでいっぱい。在宅勤務を認めている企業も少ない。総理大臣が休校すべきと言っているのに、休校していない学校も多い。感染者数が多い地域か少ない地域かという基準で休校か否かを決めている」と、日本の対応に批判的な日本在住の外国人の方もいるようです。

ここにきてようやく東京都が感染者の急増という最悪の事態を想定して、感染患者の受け入れ病床を最大4000床まで整備するという具体的な対応方針を発表しました。

すでに感染者の急増が現実となっているアメリカやヨーロッパ諸国では、感染リスクや重症化リスクを抱えながらも現場にたつ医療関係者たちが、ありのままの現状をSNSで発信しています。

https://twitter.com/JMSilverbrook/status/1240681203449114630
ある女性が投稿したのは、60歳になる医師の母親の写真。感染リスクだけでなく重症化リスクも高い年齢ですが、新型コロナウイルス検査のために今日も医療現場にたっています。

https://twitter.com/silv24/status/1241447017945223169
ロンドン市内で感染者の移動業務のため9時間防護服を着ていた女性は、防護服を脱いだ後の写真を投稿しました。「自分が壊れた気がします。これはまだ始まりにすぎません。皆さん、お願いだから社会的距離を保って自主隔離してください」とツイートしています。

https://twitter.com/AmplifyHerNYC/status/1241698474854420480
「ジョイ・ヴィンク医師はニューヨーク市と新型コロナウイルスとの戦いの最前線にいますが、適切な保護用具がないため“クリエイティブ”にならざるを得ません」というつぶやきには、水泳用のゴーグルを装着した女医さんの写真が。アメリカでは医療器具不足が顕在化しつつあります。

外出禁止、都市封鎖、医療崩壊といった他国の現状は、数日後~数週間後の日本の姿かもしれません。

“想像力の欠如は他人を不幸にする”とよく言われますが、他国の状況を見てもまだ根拠なく「日本は大丈夫」、「わが県は大丈夫」、「わが町は大丈夫」、「当社は大丈夫」、「我が家は大丈夫」、「自分は大丈夫」とたかをくくっている人が大勢いるのであれば、“想像力の欠如によって不幸になってしまった日本”というシナリオも現実味を帯びてくるのではないでしょうか。

※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/JMSilverbrook/status/1240681203449114630

※ソース:
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200323/k10012345411000.html

自由人