チャットしている相手がAIと気付かなかった? テクノロジーの進化物語る安部コウセイさんのツイートが話題に

  by 中将タカノリ  Tags :  

ロックバンドHINTOのボーカリストとして活躍する安部コウセイさんが、AIの進化にまつわるツイートをして話題になっている。

3月11日、安部さんは自身のTwitterを更新し、LINEチャットで業者とやり取りをしていて「丁寧な対応ありがとうございました」とお礼したところ、「申し訳ございませんその答えを持ち合わせておりません」と返信があり、そこで初めてこれまでAIとやり取りしていたことに気づいたというツイートを投稿。

https://twitter.com/kouseiabe/status/1237402882367840256

AIの性能は日々めざましい進化を遂げているが、今やチャットでやり取りをする分には生身の人間と判別しにくいほどになっているようだ。安部さんのツイートはTwitter上で5000件以上リツイートされ、Twitterユーザーによる興味深い考察も寄せられている。

「別の事例ではAIの対応が酷いから人間に代わってくれといったら実は人間で恐縮したというのがあったり。
マニュアル化されて機械的な対応しかできない人間と、人間では及ばない速さや情報量で柔軟な対応が可能になっていくAI。まさに奇妙な世界ですね。

相手がAIか分からないと、御礼や挨拶をする文化がすたれていくんじゃないかと危惧する意見があったけど。
身近にも、部下には命令口調で言いっ放しなのに、AIスピーカーにはお願い口調で気軽に御礼や挨拶も言う人がいたり。
すでに逆転現象が起きてる気もします。」

たしかに店舗や企業を訪れた際、PepperなどAI搭載ロボットが話しかけてくると気持ちがほっこりするし、安部さんが経験したように故障対応のチャットも経験の浅いスタッフよりAIのほうがよほど精度が良かったりする。

22世紀にはまだ遠いが、ドラえもんのような人型ロボットが登場する日は確実に近づいているに違いない。

※画像はTwitter(@kouseiabe)から引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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