政府の新型コロナ対策は「責任転嫁」「朝令暮改」!  漫画『あさりちゃん』公式アカウントのツイートが話題に

漫画『あさりちゃん』(小学校)公式Twitterアカウントの、新型コロナウイルス流行に対する政府の対応を批判するツイートが話題になっている。

3月3日、公式アカウントは主人公の姉のタタミが演説するイラストを添付したツイートを公開。タタミはそのインテリかつ攻撃的なキャラクターそのままに、昨今の新型コロナウイルス流行への政府の対応を「責任転嫁」「朝令暮改」と痛烈に批判している。

「今回のことは要請であってどうするかは地方自治体にまかせる…って責任転嫁もいいとこよ
朝令暮改のそしりをまぬかれないわ
子供の健康を守るですって?
肝心の子供が困惑してるのがわからないの」

タタミおねーちゃんが、なんかすごく怒ってる。

往年の少女向け人気漫画の公式アカウント上でこうも直接的な政治批判がおこなわれるのは異例のこと。このツイートに対しTwitter上では大きな反響が起こっている。

「こんなことがきっかけで
懐かしい彼女たちに出会えるとは(´•_•̥`)」

「タタミ姉さん、成人したら是非選挙に立候補してください。
投票させていただきますw」

「アベさんには難しすぎて伝わらないですよ、タタミおねーちゃん…(∋_∈)」

「卒業式がなくなったり、最後のホームルームが短縮されたり…子どもたちが振り回されてる
一つ一つの関係機関とちゃんと連携が取れていないから、現場の先生方が対応に右往左往してる
子どもたちが本当にかわいそうだし、先生方も気の毒過ぎます…」

「命令するにしても根拠を明白にした合理的な展開である程度予測つく内容の
指示、行動する分には全く問題ない
闇雲に場当たり的でしかも結果丸投げってのが酷い
振り回されてる被害者は我々」

「文科省と厚労省がポンコツすぎなんですよ
あと、感染症に関しては都道府県知事の権限はかなり強くて、本来は都道府県単位で素早く動く必要がありました」

一部でアンチや政権シンパによる反論があったものの、概ねはタタミの論調に賛同するという意見だった。

なお『あさりちゃん』の連載は2014年で終了したものの、現在も公式サイト上では新たな書き下ろしや著者の室山まゆみ先生のメッセージが発表され続けている。連載当時を知る人も知らない人も、こんな暗いご時世だからこそ元気いっぱいの『あさりちゃん』を読んで明日への活力にしていただきたい。

漫画『あさりちゃん』公式サイト
https://sho.jp/asari/ [リンク]

※画像はTwitterより
https://twitter.com/asarichan927/status/1234707823696596992 [リンク]

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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