イベント自粛による赤字は1000万円?  Non Stop Rabbit・田口達也さんのツイートが話題に

2月26日、新型コロナウイルス対策のため政府による大型イベント自粛要請を受けて、人気ロックバンドNon Stop Rabbit田口達也さんのツイートが話題になっている。

2月26日、田口さんは自身のTwitter上で3月1日に豊洲PITで開催予定だったライブ公演の中止を発表。同時に豊洲PIT公演にかけていた費用が1000万円に上り、自らが代表を務める所属会社が倒産しかねない打撃を受けることや、政府のずさんな新型コロナウイルス対策に対する批判をつづった。

「ライブを中止する事となりました。

コロナウイルスに感染していなくとも、生活が困難になる事実を政府に届けたい。

現在、政府からイベント自粛に関する補償の施策は発表されていないが、このままではNon Stop Rabbit同様、活動自体が脅かされるアーティストが続出するだろう。田口さんのツイートに対しTwitter上では大きな反響が起こっている。

「お上の常套手段、「一番弱いところを犠牲にしてその場しのぎに批判を交わす」の矛先が向いたということです。本来なら、最低でも運転資金の無利子つなぎ融資くらいやるべきですが、そんな様子すら見えません。いつの世も厳しい。何もできませんが頑張って下さい。」

「確かに 芸能会社運営の損失は計り知れないです。
実際弱小の事務所ならキャンセル料だけで死活問題です。
まだまだ再演や振替、休演が出来るAKB48グループは賛否ありますが貯金できて居た感あります。
まさにサステナブル案件ですがお上は自粛解禁の後の施作があるのか?
実に興味深い」

「アーティストとしてだけじゃなく会社の社長として一人の国民としての達也さんの意見がどうか届きますように。
苦渋の決断とても辛かったと思いますどうかはやくこの事態が収束しますように。」

「1番悔しいのはノンラビだってわかっています。ツアーの最後に達也くんが「豊洲で待ってる」って言う顔から本当に楽しみにしていることが伝わってきていました。
生配信、重大発表楽しみにしています。
次ライブが決まったらまた必ず行きます!」

「達也くんたちがちゃんと私たちのことを考えて決断してくれたのも分かってるけど、だけどやっぱり悲しくて涙が止まりません」

「大変な損害を背負ってまでファンを守ってくれてありがとう。そんなノンラビを愛して追ってきて良かったって心から思います。
いつかまたLIVEができるようになったらみんなで行くしグッズも沢山買うから‼️一生ついていきます」

「達也さん、東京公演のグッズも通販で売ってください!
中止になった赤字を少しでも埋める為、僕ら追兎がグッズを買って還元させてください
ライブが中止になっても僕らは、悲しいだけだけど、
何も悪くないノンラビ、会社が損害を受けるのが一番辛いと思う。
少しでも役に立てる事があったら追兎を頼ってください」

反響は概ね田口さんの意見に同調するというもの。グッズ購入などで少しでもNon Stop Rabbitを応援したいというファンの声も多数見られた。

ミュージシャンやタレントは夢を売る仕事と言われるが、現実世界の住人であることに違いはない。大手事務所ならまだしも、小規模事務所やフリーランスは今回のイベント自粛要請により大きな岐路に立たされているのだ。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/Ace8trriger/status/1232599341912641537 [リンク]

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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