ぺこぱ松陰寺、優しいツッコミしすぎてストレスに? 芸人の点数付けする人物に「この野郎!」と声荒げる

  by 田中周作  Tags :  

今や大人気芸人のぺこぱ。松陰寺太勇のいわゆる「優しいツッコミ」「否定しないツッコミ」が大ウケし、各局のテレビ番組に引っ張りだこだ。だが、この「優しいキャラ」をどこまで素のトークでも続けるかが今後の大きなポイントになるだろう。
 
まだそのあたりの線引きが出来ていないと感じたのが21日放送の『有吉ジャポン』(TBS系)。結婚して1年ほどが経つというが、ここで、奥様と松陰寺が、愛犬を真ん中にして写る写真が公開された。ただし、奥様は顔がパイナップルのイラストで隠れていた。これを見た有吉弘行が「毛深いね」と、犬を奥様だとわざと勘違いしてボケたところ、松陰寺は「いや、毛深くないとも……言い切れない」と、ネタの時と同じように優しいツッコミを“発動”させたのだ。

また、かつては着物でネタをやっていたという松陰寺。最近、家にあったその着物がなくなっていたという。有吉が「(奥様が)売ったのかな?」と聞くと、松陰寺は「売ってたら金になればいい」と、またしてもツッコまず。みちょぱからは「無理くりやんなくていいですよ」、平成ノブシコブシ吉村崇も「大変だなアンタ。これ1~2年続くぞ」と、優しいツッコミを長いこと求められることを予想。

だが、そんな松陰寺が声を荒げる場面も。それは、シュウペイの母について語っていたとき。このお母さんはお笑いライブにも見に来てくれるらしく、松陰寺も「すごくありがたい」としながら、最近は出演する芸人の点数をつけだとしたという。さらにこのシュウペイ母は『M-1』準決勝前に、次はどのネタでいくのかと松陰寺に確認してきたそう。彼が「このネタでいく」と返すと、「う~ん、そっちか。私は違うほうがいいけどな……ごめん何でもない何でもない!」と、シュウペイ母の当時の言葉を再現しながら、「何だその言い方!お……この野郎!!」と、カメラ目線で怒ったのだ。

優しいキャラを逸脱した松陰寺に、吉村も「怒っちゃダメ!」、みちょぱも「ヤバイヤバイ抑えないと」と注意。松陰寺は「久しぶりに怒ったんで怒りワード全然出てこない」と笑いを誘っていた。ただこの先、ツッコミを思い切り入れたいところでもグッとこらえて否定しないというのは、かなりのフラストレーションになるのではないだろうか。いつかキャラを真逆に変えて「全否定する」松陰寺も見てみたいものだ。

※画像は「有吉ジャポン」公式Twitterより。

ライター。