工藤阿須賀 熊澤尚人監督の<指>を上げる角度の演出に感服「素敵な監督です」『連続殺人鬼カエル男』インタビュー

  by ときたたかし  Tags :  

俳優の工藤阿須加さんが主演を務めるドラマ「連続殺人鬼カエル男」が現在放送・配信中です。

このドラマは宝島社の「『このミステリーがすごい!』大賞」の関連作をドラマ化する「このミス」大賞ドラマシリーズの第4弾で、中山七里の同名小説の実写ドラマ化。登場人物の心理描写など細やかな表現に定評がある熊澤尚人監督が演出を務め、現場に不可解な犯行声明を残す連続殺人鬼・カエル男を追う刑事たちを描く、サスペンス・ミステリーとなっています。

正義感が強い埼玉県警捜査一課の新人刑事の主人公・古手川和也を演じる工藤さんに、インタビュー。熊澤尚人監督の演出の様子など、作品にまつわる話をじっくりうかがいました。

●もともと人気原作ですが、まずは脚本の印象はいかがでしたか?

サスペンスであり、ミステリーのドラマではあるのですが、僕自身はヒューマン性の強いドラマだと感じました。主人公の古手川がどう成長してくのか、鶴見さん演じる渡瀬との関係性も細かく描かれていました。

●演出の熊澤尚人監督はいかがでしたか?

とても丁寧で優しい方でした。1シーン1シーン、細部にまでこだわって演出してくださって、役者の声にも丁寧に耳を傾けて下さる素敵な監督です。

●熊澤作品は映像内の作り込みが素晴らしいですよね。俳優さんとセットの距離感やバランスもすごくこだわっている。

僕はまだ完成したものを観られていないのですが、すごい映像が完成したと感じています。監督が妥協なく演出して下さったからこそ出来上がった作品だと思います。観るのが楽しみです。

●大道具、小道具のほか、お芝居にリクエストはありましたか?

指の上げる角度ですかね。

●指!

「その角度では意味をなさない。もうちょい上げて下げて、そこ!」みたいな。そういうリクエストはありました。

●そのドラマ「連続殺人鬼カエル男」、楽しみに待っている方々へメッセージをお願いいたします!

この「連続殺人鬼カエル男」は重厚感、緊張感があり、かつ展開はスピーディーな展開のドラマになっています。内容はセンシティブな部分はあるのですが、そこにすごく気を張って観ようとは考えずに、少し楽な気持ちで観ていただけたらなと思っています。放送期待してください。

<配信&放送情報>
■尺・話数:1話30分×全8話
■放送局・スケジュール:カンテレ 毎週木曜日 24:25〜24:55(関西ローカル放送)
※放送時間が変更になる可能性がございますので、ドラマ公式サイトでご確認ください。
■独占配信:U-NEXT 毎週金曜日10:00より配信スタート
http://bit.ly/2PSTTP6
「連続殺人鬼カエル男」公式サイト:https://www.ktv.jp/konomys/kaeruotoko/
『このミス』大賞ドラマシリーズ公式サイト:http://ktv.jp/konomys
公式ツイッター:@ konomys_dramas

<スタッフクレジット>
ヘア&メイク:SHINYA(Primal art)
スタイリスト:壽村太一

(C) U-NEXT/カンテレ

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo