えっそんなのあるの? 令和時代の“変わり種”婚活パーティー

  by 丸野裕行  Tags :  

2019年5月、政府は「50歳まで戸籍がまっさらで一度も結婚をしたこと経験がない人」の割合を示した“生涯未婚率”という表現を、“50歳時未婚率”へ変更しました。著しい晩婚化や非婚、多様化したライフスタイルの変化などの実情を配慮した決定だそうです。

この統計というのは、国勢調査結果をもとにして『国立社会保障・人口問題研究所』が、45歳から49歳、50から54歳男女の未婚率の平均値から算出しているとのこと。

男性側の50歳時の未婚率は、1990年の5.57%。それから10年が経ち、2010年にはその約4倍の20.14%、2015年になると23.37%と推移。一方の女性側は、1990年の4.33%から2010年には10.61%、2015年で14.06%という結果になりました。男女どちらとも増加しているのですが、顕著なのは男性側です。

年齢を重ねるにつれ、ひとつ屋根の下で生活を共にできるパートナーが欲しくなるといいます。最近では、離婚や死別などを乗り越えた40代~60代までの男女が、新たに結婚相談所を訪れる「シニア婚」という流れが当然になりつつあります。

「そうですね、一度は一人になったけれど、やっぱり独身で過ごすのは淋しい、とみなさんおっしゃいますね

そう答えるのは、大阪布施にある『関西ブライダル』の杉山代表。

「最近では婚活が活況で、婚活アプリだけではなく、“必ず成婚したい”という強い想いを持って、相談所を頼ってくる方も多いです。まずは気軽に婚活パーティーに参加する方も多いのですが、昔ホテルなどで行われていた合同婚活パーティーとはひと味違うニッチな婚活パーティーが全国で開催されていますよ」

今回は、多様化する婚活パーティーの中でも、珍しい“変わり種”婚活パーティーをご紹介したいともいます。

趣味嗜好があった相手を探すには、変わり種婚活パーティーへの参加が一番!

結婚に発展する相手を見つけるには、自分の価値観や趣味が合っているかどうかというのが重要になってきます。ここでは、カテゴリ別に“変わり種”婚活パーティーをご紹介していきたいと思います。

生活するうえでの価値観を知るための婚活パーティー

《ヨガ婚活パーティー、ジョギング婚活パーティー、ウォーキング婚活パーティー、ボルダリング婚活パーティー》
健康面でどれだけ気を遣っているかどうかを見極めるために参加する婚活パーティー。ヨガ婚は健康に役立つツボなどをインストラクターから教えてもらえる。ジョギングやウォーキング婚活パーティーは、縁結びのお寺巡りやパワースポットの神社が密集しているエリアで行われることが多く、一石二鳥感が強い。

《財テク婚活パーティー》

生活する上では金銭感覚が合っているかどうかがポイントになるので、ファイナンシャルプランナーを呼んでお金のことを学んだり、株や不動産・FXなどの投資家を呼んで財テクに関することを学ぶ。

《子供と遊ぶ婚活パーティー》
結婚相談所スタッフたちの子供と遊んだりして、一緒に子育てができるかどうかを男女がお互いに見極める婚活パーティー。

《LGBT婚活パーティー》

セクシャルマイノリティー(性的少数者)がお互いに相手を探す婚活パーティー。婚姻届けなどは出せない地域でも、恋愛後は結婚パーティーを行ったりするプランも用意。

こんなにあるサブカル好きのための婚活パーティー

《アロマ婚活パーティー》

調香師を呼んで、アロマセミナーを開催。30~50代の男女が自分の好きな香りの石鹸やアロマスプレーを作ってそれを使い、お互いにアロママッサージをする。

《B級グルメ婚活パーティー》
当サイト記者のノジーマさん考案の『どん二郎』(どん兵衛を使った二郎風うどん)を作ったり、地域限定のB級グルメ(北海道豚丼、盛岡じゃじゃ麺、宇都宮餃子、月島もんじゃ、岡山ホルモン焼うどん、長崎トルコライスなど)を男女で実際に作って試食する婚活パーティー。

《肝試し婚活パーティー》

数ある心霊スポットを巡る婚活パーティーで、ビビった女性が抱きついてくるというハプニングが続出するらしい。

《40代のための駄菓子食べ放題婚活パーティー》
子供の頃を思い出すような懐かしいレトロ駄菓子が食べ放題という婚活パーティーで、男女ともに一緒に思い出話に花を咲かせる。

《歴史好き婚活パーティー》

意外にも歴女が数多く集まる婚活パーティーで、自分の知識と歴史的考察を話し合う。二次会に繋がりやすい、成功率の高い婚活パーティー。

《レコード婚活パーティー、映画ファン婚活パーティー、アニメオタク婚活パーティー》

自分が好きな音楽や映画、アニメを3本ほど参加者に勧めて、フリートークを楽しむという婚活パーティー。かなり絞った趣味の情報を共有するので、成婚につながる確率も高まる。

《暗闇婚活パーティー》
闇鍋を食べるときのような暗さの会場で、お互いにアイマスクをして、容姿などではなく、会話や声の雰囲気、匂いで相性を判断して、カップルを成立させる暗闇婚活。意外に今、人気がある。

まとめ

価値観の変化で、時代とともに変化してくる婚活パーティー。
未婚のあなたもぜひ自分の趣味に合った婚活パーティーでデビューしてみてくださいね!

※写真はすべてイメージです
(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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