エミネムの新曲「Darkness」が話題 2017年ラスベガス・ストリップ銃乱射事件を連想させるMV

1月17日、事前告知一切なしでエミネムが新アルバム「Music To Be Murdered By」をリリースしました。


https://twitter.com/Eminem/status/1218036500698468352
ジャケットから曲の内容まで、1958年に映画監督のアルフレッド・ヒッチコックが発売した同名アルバム「Music To Be Murdered By」の影響を強く受けたものとなっています。

Eminem – Darkness (Official Video)(YouTube)
https://youtu.be/RHQC4fAhcbU

同時に新曲「Darkness」のMVも公開しています。サイモン&ガーファンクルの「The Sound of Silence」をサンプリングした物悲しげな曲調の「Darkness」は、2017年に起きたラスベガス・ストリップ銃乱射事件を連想させる内容です。

犯人のスティーブン・パドックを映し出すニュース映像も挿入されています。

MVの最後のほうでは、銃乱射事件を報道するニュース映像が多数使用されています。

最後には「When will this end? When enough people care.(いつこれは終わるんだ?十分な人数の人々が問題だと認識した時だ)」というメッセージが流れ、続いて「Make your voice heard and help change gun laws in America.(あなたの声を聞かせてください。そしてアメリカの銃規制法を変えるのを手伝ってください)」というメッセージと共に選挙登録を呼びかけています。

明確に銃規制賛成の立場を表明している曲だけに、SNS上にはより厳しい銃規制を支持する人たちからの声が集まっています。


https://twitter.com/TreniseFerreira/status/1218065058674012160
「エミネムの“Darkness”を観たけど、すごくパワフルな内容ね。今夜はずっとこれについて考えてみるわ」


https://twitter.com/QuakeGW/status/1218060274755932160
「エミネムの新しいMVはヤバい。アメリカの銃による暴力を照らし出して、より厳格な銃規制のために戦っている」


https://twitter.com/BoyCalledMun/status/1218076761843433474
「エミネムは“Darkness”という曲で、アメリカの銃による暴力に反対していることを示した。完璧なストリーテラーだ。彼はすごすぎる」


https://twitter.com/Lladnar95/status/1218039545859657728
「オレの大好きなラッパーが、この国の命とりな行動に目を向けさせてくれた。今回は銃乱射だ。オレたちは銃規制しなきゃならねえ。このビデオはラスベガス・ストリップ銃乱射事件のことだ」

言葉を武器に戦うラッパーとしての社会的責任とはなんぞや、ということをエミネムが示してくれた曲ではないでしょうか。今後、銃規制反対派の声も聞こえてくるようになり、いろんな意味で賛否両論を呼ぶのでしょうが、商業的成功にもつながる気がする1曲です。

※画像:YouTubeより引用
https://www.youtube.com/watch?v=RHQC4fAhcbU

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