昨年の2月に英王室のメ―ガン妃は、こちらニューヨークにお出ましになられた。その時の宿泊先はマークホテルである。メトロポリタン美術館に近く、またセントラルパークも徒歩5分で行ける距離。落ち着いた立地条件で、どちらかと言うと高級住宅街の一画にあるともいえる。
メ―ガン妃がチェックアウトされた翌日にたまたまそのホテル前を通ってメトロポリタン美術館に出かけたので、メ―ガン妃のベビーシャワー記念として、しっかりホテル全景を脳裏に焼き付けた。
その時点では私はまだメ―ガン妃に好意的ではあったが、ベビーシャワーのためにロンドンからわざわざニューヨークまで出産間近に海を越えるのも行き過ぎに思ったし、そのベビーシャワーの費用は一切合切で5000万円を超えるとされ、それらは友人のセリーナ・ウィリアムスやアマール・クルーニーが負担したと言われても、英王室の人としてどうよ?の気持ちは浮かんできてしまうし、だんだんシンデレラ・ストリーのアメリカ人女優の肩入れが出来なくなってきていた。
第一子誕生の際、ダイアナ妃やキャサリン妃が赤ちゃんをお披露目する英王室慣例のメディア取材にも応じなかった。王室の権威は伝統と伝承だと思うので、それに反抗するかのような態度はよろしくないと思えた。しかも王子の称号を与えないと言うから、その時点でメ―ガン妃がこれから何をしようとするのかの青写真は見通せた。
しかし、ここまで早く行動に移すとは驚きだ。
人間って調子に乗るんですよね、メ―ガン妃も然り。日本のメディアはハリウッド女優と形容したりするけど、所詮テレビドラマの女優、しかも地上波じゃなくケーブルテレビのドラマだ。星の数ほどいるアメリカの女優としては出世頭であっても、ハリウッド女優とは褒めすぎだし、ヘンリー王子と結婚しなければ、ジョージ・クルーニー夫人の国際弁護士のアマルなどは友人にはなっていなかっただろう。
メ―ガン妃になり、映画上映会でビヨンセ夫妻と会ったり、格付けで行くとメ―ガン妃になることでビヨンセは格下になったわけだ。イヤ、王室だの格付けだの、人間にそんな上下関係はありません!と崇高な方々からはお叱りを受けそうだが、でも、世の中、これが現実ですぞ!
先述のマークホテルでベビーシャワーをしたが、今、ちょっと一泊いくらか検索してみたらTrip.com というサイトの『本日の最安値』で$653ドルである!こういうサイトの最安値に出るような部屋にはメ―ガン妃はお泊りにならないだろうから、宿泊費はこれの数倍はかかっていると推測する。
次々と新しいことを英王室でなさっているようだが、それらはまったくもって感心しない。挙句の果て王室離脱を宣言、その割に「特権を手放すつもりはない」とは、歯切れの悪さと人としてどうよ?とまで思ってしまう。
こういう風に王室をかき乱すようなことをするなら、結婚なんかしない方がよかったかもしれない。結婚式に実父が出席するしないで揉めたり、また腹違いの姉や兄がメ―ガン妃のことをメディアでこき下ろしたり、お妃様になる女性として身内があまりにも型破りすぎた。
王室離脱の原因は人種差別?とも言われているが、王室だってバッシングを受けるものなのだ。それを軽く賢くかわさないと…. 差別されたとしたら、それから学ぶものもあるだろうし、何せ、すでにメ―ガン妃となり、バッシングより賞賛の方が圧倒的に多いに決まっているのだ。
振り回されているのは王室だけでなく、ヘンリー王子が一番振り回されていると思う。
おそらくこの二人は離婚するだろう。英王室を見ているとヘンリー王子の両親も離婚したし、おじさんであるアンドルー王子も離婚している。今はアツアツのヘンリー王子とメ―ガン妃だが、夫婦としてこれから年月を重ねていくうちに、いつまでもラブラブも続かないだろうし、メ―ガン妃の暴走はこれから先も続いていくだろうし、尻に敷かれて身動きとれなくなってようやく離婚したいと感じ、離婚してしまうような気がする。
ウィリアム王子とキャサリン妃は民衆の前で、愛情表現をなさらないし、それでいいと思う。ヘンリー王子とメ―ガン妃はいつもお手て繋いで仲良いことは美しきことでも、ちょっとねぇ、過ぎるんだなぁ。
今にして思えば、腹違いの姉や兄が結婚前に言っていたヘンリー王子に「メ―ガンとは結婚するな!」が実際正しかったのではないだろうかと思える程。
離婚しても女優にカムバックするだろうし、プライドだけは成長しすぎているので周りから総スカンを食う姿が目に浮かぶ。決していじわるな見方ではなく、実際そうなるような気がしているのだ。
暴走はいけないよ、メ―ガン妃。
でも、もう誰にも止められないだろうな、ヘンリー王子にも。
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