現在東京駅や有楽町駅の周辺エリアは次々にビルの建て替えが行われ、再開発の真っ只中となっています。
そんななか三菱地所が行っている有楽町エリア再構築プロジェクト「Micro STARs Dev.(マイクロ・スターズ・ディベロップメント)」の一環として、有楽町ビルの1階に「micro FOOD&IDEA market」なる多機能型市場が12月3日(火)にオープンしました。
多機能型市場?といわれてもあまりピンとこないかもしれませんが、オープン前日の内覧会に足を運んでみたところ、すごくオシャレで今後おもしろくなりそうな予感がしたのでレポートさせていただきます。
「micro FOOD&IDEA market」の最大の特長は全国から高速バスが集まる東京駅に近いという立地を生かした「産地直送あいのり便」という独自の物流ルート。県外にはほとんど流通することのなかったレアな農産物や食料品、「朝採れ」「夕採れ」などの新鮮な農産物を高速バスのトランクスペースに乗せて直送しているのです。
高速バスで直送される農産物や食材のみならず、全国の離島で作られているようなマニアックなものも並んでいました。すごい。
これらの食材はもちろんそのまま購入することもできますし、その場で調理された料理をデリプレートとして食べることもできます。
料理のなかでもわかりやすく美味しかったのはやはり「マイクロサラダ」で、野菜のフレッシュな味わいを目一杯堪能できました。ベースとなっているケールは秋田県からの直送で、12種類のトッピングの中から好きなものを3種類選べるスタイルも魅力的。トッピングにも全国各地から入荷した珍しい食材が多く用意されていました。
高知県産のしらすをふんだんに使った「しらす丼」も間違いのない美味しさ。食べた瞬間に口の中いっぱいにしらすの優しい旨味が広がっていきます。
まるで旅行先で食べる新鮮なしらす丼。これを東京のど真ん中で食べられるという不思議。メニューは入荷される食材によって変わるので、こちらに通っているだけでも全国各地に旅行しているような気分を味わえそうです。
また、バーカウンターには全国各地から樽生で取り寄せられるクラフトビールも。個人的にこれはめちゃくちゃ嬉しい!(試飲できなかったのは残念でしたが。笑)
こちらは毎月一度、新しいブルワリーのクラフトビールと入れ替えが行われるそうです。
ほかにも施設内には再構築プロジェクト「Micro STARs Dev.」の一環として隣の新有楽町ビルにオープンするワーキングコミュニティ「SAI」と提携し、そちらで立ち上がったプロジェクトの商品を試験的に販売するコーナーや、イベントや展示を開催できるステージのスペースも。
さらに、東京アートブックフェアがプロデュースするアートブックの自動販売機なんていうものまでありました。こちらは500円、1,000円、5,000円と金額だけが表示されたボタンがあり、その金額に合わせたアートブックが出てくる仕組みになっているそうです。
このようにさまざまな魅力と可能性が詰まった「micro FOOD&IDEA market」。コンテンツの魅力だけでなく、洗練されたデザインの内装も未来感があって素敵でした。有楽町駅から徒歩1~2分圏内とアクセスも良好ですし、機会があればぜひ一度足を運んでみてください。