『引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~』秋元真夏インタビュー「乃木坂46にも良い人材が入ってきてほしい」グループとの“リンク”を語る

  by ときたたかし  Tags :  

「犯人に告ぐ」、「検察側の罪人」といった数々の映像化作品で注目を集める雫井脩介原作のもと、松下奈緒さんを主演に迎えた、新しいお仕事ドラマ『連続ドラマW 引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~』。WOWOWプライムにて大好評配信中です。

本作で、主人公・鹿子小穂が働く「フォルテフロース」で秘書・所美南を演じる秋元真夏さん(乃木坂46)のインタビューを公開。チェキプレゼントも要チェックです!

まだ間に合う! 『連続ドラマW 引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~』1~3話一挙放送
12/4(水)AM 9:30~PM 0:30(3話連続)

まだ間に合う! 『連続ドラマW 引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~』1~4話一挙放送
12/14(土)AM 5:00~9:00(4話連続)

●まずは出演の感想をお願いします!

普段共演することがない方たちと共演させてもらって、緊張はずっとしていましたが、すごい楽しかったです。普段自分がグループ内では年上でキャプテンでとなると、みんなをまとめたり俯瞰で見ていたりする状況が多いのですが、こういう現場で入ると、年下になったり、皆さんが気を使ってくださったり、いろいろ回りを見てくださるので、それは居心地がいいなと思いました。

●これまでは生徒役などが多かったと思いまが、今回はそういう意味では歳が近いですよね。演じやすさなどはありましたか?

そうですね。今までは学生役が多く、 少し前の作品でも年が下のメンバーの子たちと共演することも多かったので、ちゃんと高校生に見えなくちゃいけないという苦労はありました。ただ今回は、その点に関して気にすることはなく、等身大でできたかなと思います。

●撮影を経てみて、いかがでしたか?

引き抜く側には、わたしはなかなかなれないかなって思いました。情とかがわいちゃって、仲がいい子を能力とは関係なく引き抜いたりしちゃいそう。 引き抜きの目的が成り立たなそうです(笑)。

●このドラマの面白みは、どこにあると思いましたか?

ヘッドハンティングの仕事をしていなくても、何かしら初めてのことに挑んだり、新しいことをしなくちゃいけない状況になることもあると思うので、誰でも気持ちを乗せやすいとは思いました。共感できると思います。組織という意味では、同じような状況の方も多いと思うので、ハラハラはしますが、同じ気持ちになってみると楽しいと思います。

●キャプテンという立場だから、視点も変わったかもしれませんよね。

そうかもしれないですね。乃木坂に入ったばっかりの頃だったら、仕事というよりも、わたしを見て!という感じになりがちだったと思うので、演じた所美南ちゃんの見てほしいところももちろんあるのですが、でも作品全体を見てほしいという気持ちです。乃木坂はひとりひとりもすごいけれど、グループで見てほしいという思いが強いかもしれませんね。

●今回はドラマにメンバーと一緒ではなく、おひとりで出演されたということで、グループとしての仕事に比べ、個人的な思いの方はいかがでしょうか?

今回みたいに外に出た時は、わたしひとりで乃木坂全体を判断されると思うんです。出演者の方も視聴者の方もそうだと思いますけど、秋元真夏のいる乃木坂ってこうなんだっていう全体像が作られてしまうので、その時に悪い印象を与えないように、お仕事を一緒にして良かったと思ってもらえるような立ち居振る舞いをしなければいけないなとは、いつも思っています。グループの名を汚しちゃいけないという思いは、わたしの中にはいつもあることです。

●それはキャプテン就任以後に強くなった想いでしょうか?

そこに関しては、昔から同じですね。責任感は昔から強いですし、グループの看板を背負っているって意識は昔から一緒です。普段バラエティー番組に出ることが多いのですが、バラエティーは発言が難しいんです。乃木坂的におしとやかなイメージをグループに持っている方が多いので、あんまり行き過ぎた発言をするとグループのイメージから逸脱してしまう。どこまでオッケーなのかなっていう自分の中の線引きがいつも難しい。ちゃんとそのフィルターをかけておかないと、乃木坂の秋元真夏ではなく、ただの秋元真夏として出ていることになってしまう。なのでそこに関しては昔から気をつけています。

●乃木坂としての看板を背負っての行動はもちろんですけども、秋元真夏個人としての見せ場でもあるわけですよね?

それはあります。もちろん乃木坂の看板もあるし、普段のアイドルではない秋元真夏を見せるチャンスでもある。そこに関しては、アイドルのファンじゃない人にしてみたら、逆にアイドルじゃないと思ってもらわなくちゃいけないかもしれない。お芝居の場合、この子アイドルなんだって思わせてはいけないこともあると思うんです。現場の色に合わせるという努力はしています。でもファンの方は普段と違うわたしが出ているので、その差も楽しんでくれていると思うんです。だからある意味しっかりと変える必要があるのかなと思っています。

●お芝居そのものの楽しさはいかがですか?

バラエティーみたいに、これを言ったら笑いが起きるみたいな、わかりやすい指標がないんですよね。ライブでもこれを言うと可愛いから言うみたいな、そういう瞬間でのリアクションがなく、そっちに慣れてしまってるので、ちょっと不安ではありました。でも、だんだんとお芝居の仕事をしていくなかで、その空気感に慣れていったと思います。いろいろと役柄について考えなくてはいけないということを勉強させてもらっています。自分じゃないものになることって楽しいなと思いました。26年間このままのわたしでしか生きてこなかったので、自分に飽きているわけではないですが、別の人間になるって刺激的で楽しい経験だなと思いました。もっとできるように頑張りたいなと思います!

●今回のドラマについて、最後にメッセージをお願いします!

乃木坂のファンの人が観てくれるとしたら、組織を良くするため会社を良くするために良い人材を引き抜いていくという面では、ちょっと乃木坂にもリンクすると思うんです。乃木坂にも良い人材が入ってきてほしいですし、後輩たちはどんどん前に出て行ってグループが良くなるとか、グループの中でも動きがあったりすることは、世の中でもよくあると思うんです。そのそわそわハラハラする感じを一緒になって、美南ちゃん視点で見てもらえればいいのかなと思っています。

取材・文章・写真:ときたたかし

『連続ドラマW 引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~』特集
https://getnews.jp/hikinukiya

(C)2019WOWOW

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ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo