これは本当に豆乳なのか?ひとつもふたつも上を行く『ひとつ上の豆乳』シリーズを全部飲んでみた!

  by 古川 智規  Tags :  

みなさんは豆乳をお飲みになるだろうか。
最近はいろんな味の飲みやすい豆乳が各メーカーから発売されるようになり、ちょっとしたブームとさえ思える勢いである。とはいえ、豆乳は豆乳。豆腐のような、豆のような、そんな香りと味が苦手という方も多いだろう。そこで、今回は豆乳としての栄養はそのままに、豆乳感がほとんどない、おいしい豆乳を取り上げてみた。

マルサンアイの『ソイプレミアム ひとつ上の豆乳』シリーズは、現在5種類が販売されているが、全部飲んでみてプレーンを除いては、まったく豆乳感がなくいくらでも飲める美味しさだったので、今回紹介する。共通のスペックとしては安心の国産プレミアム大豆を使用しているということである。もともとは味噌のメーカーからスタートしている同社なので、その原材料である大豆を知り尽くしたプロ中のプロともいえる。

※参考記事
【動画あり】常温保存可能な味噌ボトルで味噌三昧ご飯!『マルサン』美味しさ保つ鮮度みそシリーズ
https://rensai.jp/290040 [リンク]

成分無調整豆乳

同シリーズで唯一の成分無調整豆乳である本品はいわゆるプレーン味だ。
これだけは、さすがに豆乳感がある。しかし、いわゆる豆っぽさという豆乳感ではなく、どちらかというと高品質な大豆の甘い豆腐の味といった方が良いだろうか。日本農林規格では成分無調整豆乳は大豆固形分8パーセント以上と決められているが、本品は11パーセントとぜい沢なつくり。メーカーが推奨しているわけではないが、その気になればふわとろ豆腐程度であれば作れてしまう濃厚さだ。豆乳が好きな方や、牛乳が苦手で豆乳を飲んでいる方には最適な選択だろう。本物の大豆の味がわかる一品である。

豆乳飲料 紅茶

これ以降の製品は、フレーバーを付けた豆乳飲料である。
紅茶味は、飲んでみてもミルクティーの味しかしない。ウバ茶を使用した製品で、もともとミルクティとして飲むのに相性の良いお茶なのでミルクティーとして飲んでもわからない。
ちなみにウバ茶とは、スリランカ・ウバ産のもので、最も高地で栽培されたカテゴリーの香り高い茶葉である。それゆえに、花の香りがほのかにする一級品である。

豆乳飲料 抹茶

抹茶味は、宇治抹茶を使用したもので、飲んでみるとどの層にも大人気のいわゆる「抹茶ミルク」の味である。
こちらも、豆乳感はなく抹茶ミルクドリンクとして飲んでも言われるまでわからないほどだ。牛乳ではないので、後味もすっきりとしているのが特徴だろう。

豆乳飲料 巨峰

巨峰味はブドウ味の乳酸菌飲料の味そのものだった。巨峰は日本原産のブドウの品種で、濃厚な甘さとほどよい酸味が特徴のブドウの王様的存在。その国産果汁を使用した巨峰の濃厚さが際立っていて、豆乳感はまったくなく「美味しいなぁ」と声を漏らしたほど。ブドウ好きにはたまらない逸品だ。

豆乳飲料 白桃

白桃味はピーチネクターの味しかしない。白桃は岡山県で発見された日本産の品種で、桃の中でも高級品だ。その国産果汁を使用した本品は、白桃の持つ濃厚さを強く反映してネクターのような甘みとのど越しを提供する。ほっとする味わいは、どんなシチュエーションでもマッチする。

時と場所を選ばない豆乳

記者は本シリーズを立て続けに全部飲んだが、プレーンを除いては豆乳感はゼロで、普通にジュースを飲んでいるのかと思ったほどだ。それゆえに、飲む時と場所を選ばない豆乳飲料といえるだろう。マルサンアイに取材したところ、本シリーズの大容量パックを要望する声はあるが、国産プレミアム大豆がそれほど多く手に入らないので、200ミリリットル入りのこのサイズしか製造できないということだった。
通販では普通に手に入るが、店頭では売っているところが限られので、もし見かけたら1本飲んでみることをおススメする。

※写真はすべて記者撮影

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