ナイトスクープは吉本興業に「身売りしたようなもの」 元“探偵”の越前屋俵太さんが番組の変質を指摘

10月25日、人気テレビ番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)の3代目局長に松本人志さんが就任した。

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意外なビッグネームの就任に番組ファンの間では賛否両論が起こったが、10月26日には1988年の初回から1995年まで番組の“探偵”を務めたタレントの越前屋俵太さんも自身のTwitter上で番組の今後について不安をつづったツイートを公開した。

https://twitter.com/echizenya_hyota/status/1187926418732154880?s=19

「今回の局長人事。話題性もあるし、実際に松本君も番組が好きなんだろうけど、ある意味、制作側は番組存続のために、吉本に身売りしたようなものだ。水面下でどんな交渉があったのか知らないが、少なくとも、これで吉本は今まで以上に自社のタレントを使える。松本局長の推薦で宮迫君の探偵もあり得る。」

上岡龍太郎さんが初代局長を務めていた時代は探偵など出演者は特定の事務所に偏らず、さまざまなタレントがキャスティングされていた。しかし、今となっては番組の出演者は吉本興業のタレントが大半を占める。さらに松本さんが局長に就任するとなると、たしかに番組は吉本興業にジャックされたように見えかねない。俵太さんの歯に衣きせぬ鋭い指摘にTwitter上では大きな注目が集まっている。

「上岡局長の時代は、俵太さん、槍魔栗さん、嘉門さん、立原さん、誠さんなど吉本色がほとんど無いのが魅力でした。
松本さんが局長となると、コメントなども内輪ネタが入りそうなのも見苦しい感じもします。」

「今回の局長人事で驚いたのは、
初代・上岡龍太郎、放送開始46歳
2代・西田敏行、就任時53歳
3代・松本人志、就任時56歳

実は高齢化していた。

上岡龍太郎師匠の凄さを感じてしまった。」

「吉本に身売りとはうまい表現ですよね。
局長は形式上かもしれませんが中立の立場だったのに、もうそれすらなくなりましたね。
吉本と本当は素人じゃない事務所所属の無名タレント使っての出来レースは寂しいです。
いろんな畑の人が上岡局長に認められるため戦っていた時代が懐かしいです。」

「私は、番組がなあなあの泥臭い物になりそうで嫌です。
局長のスマートさが関西の泥臭さを消して、早くから全国区になった番組と思う。

松本さんは芸人としては天才でも隣に東野・宮迫のような回せる人がいないとMCはできない。
中堅の俳優さんが良かった」

「原点回帰の意味も込めて、いっそ越前屋局長か槍魔栗局長…今の探偵陣とベクトル違う方が良かったなーとか。ナイトスクープが“お笑い番組”になりませんように…」

松本さんが局長として番組に出演するのは11月29日の放送回から。松本さんの局長就任により番組の空気がどのように変化するのか多くの番組ファンが注視している。

※画像はTwitter(@echizenya_hyota)から引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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