超特急が弓矢アクションに挑戦!「スタントなしのタロンはスゴい!」

  by ときたたかし  Tags :  

ハリウッドの第一線で活躍し続ける名優レオナルド・ディカプリオを製作に迎え、『キングスマン』シリーズで一躍人気俳優となったタロン・エジャトンが主演のアクション・エンターテイメント『フッド:ザ・ビギニング(原題:Robin Hood)』が公開中だ。ここで描くロビン・フッドは、これまで描かれてきたストーリーとは異なり、伝説のヒーロー、ロビン・フッドがいかにして生まれたのか? を描く前日譚。表の顔は領主、裏の顔はフードをかぶった盗賊という二つの顔を持ったヒーローが、敵も味方も鮮やかに大胆に欺く姿が時代を超えてスタイリッシュに描かれていく。

この本作の公開を記念して、応援隊長を超特急にオファー! カイ、リョウガ、ユーキ、タカシの4人が、本作の最大の見どころであるアクロバティックな弓矢使いに挑戦! その感想を含め、さまざまな話を聞いた。

■【フッド:ザ・チャレンジ】超特急がフッドの弓矢アクションに本気で挑戦!

■自分でチャレンジして、すごい映画だなって改めて思いました(カイ)

●動画を拝見しましたが、弓矢アクションはいかがでしたか?

カイ:劇中でタロンがやっていたように物陰に隠れ、ジャンプして矢を放つというチャレンジをしましたが、弓がブレてしまうことに悩まされながらも、なんとか無事に成功してよかったです。ちょっとだけでもロビンになれたような気分で、すごくうれしかったですし、実際にタロンもスタントなしでやっているそうなので、すごい映画だなって改めて思いました。

リョウガ:僕自身運動が苦手なのですが、それだけでなく繊細な手の動きも必要で、やる前は難しいだろうなと思っていたのですが、予想以上に難しかったです。途中で何度も天井に当たってしまい、あり得ないほどの緊張の連続で本当に大変でした。でも実際に放ってみると、もっと極めたいというか、趣味になり得るくらいの魅力あるスポーツだなと思いました。

■その時の気持ちも露骨に反映されて驚きました(タカシ)

ユーキ:普段のライブ中ではアクロバットをしたり、動くことが多かったので苦手ではないと思いましたが、今回は早打ちなど繊細な作業が多かったですね。僕はドジっ子というキャラなので、繊細なことは不器用で苦手(笑)。映画ではバンバン連射していますが、実際にやってみるとかなり難しく、ものすごい技術と練習量。簡単に見えて本当に難しいです。

タカシ:映画の中でやっていることを観て、実際にできるわけないだろうと思っていました。ことごとく練習では一度もできなくて、かすりはするけれども的に当たらないことが多かったので、まず焦らないことを意識したら一発でできた。それは自分でも超驚きでしたし、技術だけでなく、その時の気持ちも、露骨に反映されることを身をもって知った感じですね。

■弓や馬術のアナログなアクションに惹かれました(ユーキ)

●普段本作のようなアクション映画は観ますか?

ユーキ:よく観ています。高校生の頃はアクション部で殺陣もやっていたので、よく観ていました。当たっているようにみせることが難しいんです。むしろジャッキー・チェンなどは当てていると思いますが(笑)。そこには信頼関係も要るけれど、そこを感じさせない神の領域で、それは本当にすごいことだなって思いますね。今回の映画も弓や馬術がメインになっていて、あえてのアナログでのアクションに、すごく惹かれました。

●アクション映画の魅力を再発見、という感覚もありますよね。

カイ:CGではなく実際の弓矢で自分の体と馬を使ってスタントなく演じることは、演技もしてアクションもしてという俳優としての真骨頂なのかなと思いました。自分自身ですべてをやるということ、それは演技をする上で一番うれしいことなのではとも思いました。自分で息吹を吹き込めるという意味では、より生命が宿るし、僕自身もやりたいなと思いました。

■アクションに現実味を覚えました(リョウガ)

●もしも映画などで自分でやることになったらいかがですか?

リョウガ:そうなったら気持ちだけ受け取って、僕は自費でCG化をお願いすると思います(笑)。苦手なもので……。今回の映画を観て思いましたけれど、アクション映画は観るもの(笑)。でも弓矢で戦うことは現実的ではなかったけれど、自分でもチャレンジして映画も観てロビン・フッドの存在や時代があったことに現実感が増して、それはよかったですね。

●これから映画を鑑賞する方々にも、みなさんがチャレンジしたことでロビン・フッドが近い存在になったなって思いました。

タカシ:たしかに弓を使ったアクションなど普段そうそうないことなので、僕たちにとっても貴重な経験になりました。以前作品で弓道をやりましたが、弓道とアーチェリーは全然違うものなので、その差もありました。僕たちにとっても大事な経験になりましたし、これを機にみなさんもやってみたいなって思ってくれたら、それもうれしいなって思いました。

■ストーリー
イングランド。ノッティンガムの広大な屋敷に暮らす若き領主ロビン・ロクスリーは、子供の頃から何の苦労も知らずに生きてきた。一通の徴兵通知で、十字軍として遠い異国で厳しい戦いを経験するまでは。4年後、上官に反抗したことから帰国することになったロビンは、自分が戦死したことにされて領地も財産もすべて没収され、恋人も領民も鉱山へと追放されていたことを知る。どん底に落ちたロビンだが、戦地では敵だった最強戦士ジョンに導かれ、腐敗した政府に対し、たった2人で反逆を開始する。頭巾=フッドで顔を隠したロビンは政府から金を盗み、それを領主として献上し権力のトップに潜入していく。やがて貧しき者にも金を配ったロビンは、民衆の代弁者〈フッド〉として、人々の心をつかんでいくのだが──

映画『フッド:ザ・ビギニング』
製作:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・デイヴィソン
監督:オットー・バサースト
出演:タロン・エガートン、ジェイミー・フォックス、イヴ・ヒューソン
、ベン・メンデルソーン / ジェイミー・ドーナン
2018年/アメリカ/英語/カラー/シネマスコープ/1時間56分
日本語字幕:松崎広幸
原題:ROBIN HOOD
配給:キノフィルムズ/木下グループ
映倫区分:G
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超特急公式サイト: http://bullettrain.jp/

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo