実録: アルコール依存の人がお酒をやめると起こる10のこと

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもどうも、ライターの丸野裕行です。

私は、どうも酒が好きで好きで仕方がない性分でして、ビールやチューハイ、ワイン、日本酒、ウォッカ、ウィスキー、バーボンと何でも飲みます。

うまい酒がたくさん並んでいて、仲間がいて、場の雰囲気が盛り上がって、連日飲み続けて、早22年。

やっぱうまいよねぇ~、酒って!

しかしですね、酒に酔って起こしてしまった失敗は星の数ほどあるわけですね。

毎日が飲み会化

なんだかんだ理由をつけて、「酒が飲める」という流行歌がありますが、私の毎日はまさしくその通りのものでした。うまい酒を飲むために仕事をしているという感じの毎日。

その日も……。

「今日は、祝賀会なのでカンパ~イ!!!」

医師「こりゃ飲みすぎですよ、丸野さん。毎日飲み歩いている、膵臓と肝臓の数値だよ、これ!」

私「すいません」

医師「死ぬよ」

その数週後も……。

「今日は、小島くんが飼っている犬の誕生日です! カンパ~イ!!!!!!

医師「おかえり~、って、あなたどういうつもり?」

私「すいません」

医師「ホント、死ぬよ!!!!」

これは酒好きであれば、よ~くわかってもらえるとは思うんですが……。

極端に、一生お酒を飲まない決断

でも、もう僕もそろそろお年頃です。

ある日、一家団欒の食事どきに耳に入った「もうお酒を飲むのをやめて」という言葉。その声の主は、真剣な顔つきをした妻からでした。

帰りは遅い、いつも二日酔い状態、テンションが高いときと低いときの差が激しいetc……。

結婚生活がはじまってからも続くその生活にほとほと疲れたのでしょう。

私は「本当にすいませんでした」と、妻に伝え、その日から酒を一切断ちました。断酒というやつです。もう一生飲まない、そう心に決めました。

しかし、私は知りませんでした! 酒を断つとアルコール漬けだった体には何かが起こるんです。

お酒をやめた直後に起こった4つのこと

お酒をやめると、まずは体内のアルコールの量が極端に減ります。

そこで少なからず起こるのが「離脱(禁断)症状」というものです。

断酒で起こったこと~その1~ 発熱で起こる強烈な寝汗

一週間、自分が寝ている布団が、寝小便でもしてしまったのかというほど、びしょびしょになっていました。悪寒と暑苦しさが交互に襲ってくるので、まったく自分で体温の調節が利かないのです。

知らず知らずに大量の汗をかいてしまう不快感は、想像をこえるものです。

断酒で起こったこと~その2~ 吐き気と食欲不振

歩いていても、電車に乗っていても、自分で車を運転していても、風呂に入っていても、常に吐き気に襲われます。

さらに、酒が食欲を増進していたことがわかるのが、まったく食事を摂る気になりません。

断酒で起こったこと~その3~ かすかな幻聴

なにかの音がメロディーラインのように聞こえてしまい、どこかで音楽が鳴っているように思えてしまうのです。

メリーゴーランドの音がどこかで聞こえるな、と思ったのですが、音源がどこなのかがまったくわからないので、「ああ、禁断症状なんだ」と納得しました。

断酒で起こったこと~その4~ まったく眠れない

自分で決めた就寝時間になっても、まったく眠れずにスマホかテレビをぼんやり見ているだけで、朝を迎えてしまうことが数日続きました。

そのときに、自宅で廃棄した好物の酒をコンビニに買いに行こうかどうか、ずっと考えてしまうわけです。眠れないというのは、ツラかったです。

断酒で起こったこと~その5~ とにかくイライラする

ずっとイライラしています。他人のことはもちろん、自分が眠れなかったこと、靴を自分で並べていなかったことですら、腹が立ってくるんですね。

正常であれば喜ぶはずだった街を闊歩する露出度の高い服を着た女子にすら「何考えとんねん!」とムカついてしまいます。

お酒をやめて2週間経った頃に起こった5つのこと

これとは対照的に、期間が経てば、体から禁断症状が抜け、段々と素晴らしい体への効果があらわれてきます。

断酒で起こったこと~その6~ 酒がどんな味だったか忘れる

スーパーやコンビニで買い物をしていても、酒がまったく目に入りません。今まで気にもしなかった新発売のフレーバーソーダなどに手が伸びます。

自分が好きだった銘柄のサワーやビールがどんな味だったのか、あまり覚えていないので、興味がなくなります。

断酒で起こったこと~その7~ 酒を飲みながら観ていた好きな映画の魅力がわからない

酒をチビチビ飲りながら、感動したり、興奮したり、ときに涙していた映画は、シラフで観るとまったく面白くありません。

全部、ブック〇フで売りました。

断酒で起こったこと~その8~ ぐっすり眠れる

就寝時間が近づくと、なんとなく眠気が出て、布団に入れば、もう朝。

酒を飲んで知らぬ間に眠りこけ、深夜に咳き込みながら起きだして水を飲み、そのあとスマホを覗いて、朝方に仮眠程度寝るようなあの不健康さゼロです!

断酒で起こったこと~その9~ 肌がキレイになってくる

一番驚くのは、カサついて赤みがかっていた肌が、知らぬ間にツルツルになります。しかも、毛穴も閉じ、気にしていたほうれい線が薄くなっていきます。

気のせいか、シミに関しても目立たなくなっているような気がしますね。お酒をやめると、ちょっとした運動をしたくなるので、体を動かすことで、お肌が活性化! さらに健康的な肌に!

断酒で起こったこと~その10~ サイフの中身が減らなくなる

酔いから覚めると「あれ、あれだけあったのに、これだけ!?」という“飲み会ーズ・ハイ”からの“飲み会お財布マジック”が解けます。

買い物に行っても、お茶や炭酸水、子供のお菓子程度しか買うものがありません。必ず買っていたお酒のお供、ローソンの塩辛やセブンのおつまみ あかにし貝も買いません。

僕は、長年の飲酒でアルコール依存症を起こしていたのかもしれません。

酒をやめたときの苦しみというのは、筆舌に尽くしがたいものです。不安と焦燥感で、正直ちょっと死にたくなります。これが「離脱(禁断)症状」なのでしょう。

喜ばしいことにそれに耐えた今では、実に清々しい気分で毎日を過ごしています。

多忙な仕事に追われ、「オレの楽しみはこれ(酒)しかねぇんだよ!」と言っているそこのあなた!

ぜひ2週間、お酒を抜いてみてください。自分が見ていた景色が変わるかもしれませんよ。

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『丸野裕行の裏ネタJournal』や『初めての不動産投資マガジン』などのポータルサイト編集長、文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンデージャポン』、テレビ朝日『EXD44』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、ABC『雨上がりのAさんの話』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビ・ラジオなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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