中山麻聖、『牙狼〈GARO〉』最新作の台本に衝撃 「フタを開けたらお祭り騒ぎの状態でした(笑)」

  by ときたたかし  Tags :  

原作・脚本・監督・雨宮慶太、この世の闇に棲みつく魔獣“ホラー”と、殲滅する使命を帯びた“魔戒騎士”たちとの暗闘を描くアクションドラマ牙狼〈GARO〉シリーズ最新作、『牙狼〈GARO〉‐月虹ノ旅人』が公開に! 2014年に放送されたTVシリーズ「牙狼〈GARO〉-魔戒ノ花-」では、冴島家の直系である冴島雷牙を主人公に迎え、雷牙の葛藤と成長、マユリとの心のふれあいが描かれたが、本作は優しさと強さを併せ持つ最強の黄金騎士として人気を博した、冴島雷牙シリーズ、待望の最新作となっている。

魔戒騎士の最高位であるガロの称号を父から継承、優しさと強さを併せ持つ最強の名をほしいままにする黄金騎士、冴島雷牙役はご存知、中山麻聖。ファン待望の最新作にして、ファンサ状態になっている胸熱の最新作について中山本人に直撃! 同シリーズへの熱い想いも語ってもらった。

■ストーリー■
黄金騎士の家系に生まれ、その宿命と己の弱さに悩み葛藤する雷牙の前に、謎の仮面の男・白孔が現れる。不思議な列車を舞台に、受け継ぎし絆と本当の強さが試される。

■予告編■

●ファンにしてみると超待望の最新作なわけですが、最初に本作のことを知った時は率直にいかがでしたか?

本当にお待たせいたしました(笑)。全容を知った時は台本の決定稿をいただいた時で、もう衝撃でした。一気に読めないくらい膨大な情報量と山場の連続という怒涛の展開に、何度も手を止めて。サプライズも一個や二個じゃないので、そこが今回のGAROのすごいところでもありますよね。

●ご自身でも期待していたのではないですか?

もちろんです。求めているものがあるかどうか、僕自身も楽しみでした。でも、フタを開けてみたらお祭り騒ぎの状態で、これでもかというくらいつまっていた。これはもう、お手上げ状態で「すごい!」としか言えない(笑)。本当にうれしかったです。

●特に今回お祭り感も強いので、ファンの方の反応が気になりますよね。

めちゃくちゃ気になりますね。上映している映画館を全部回ってみたいです(笑)。本当に、いろいろな人のリアクションを見てみたいですね。映画館でお客さんの顔を見ることってないですし、スクリーンから漏れてくる光でかすかにわかる表情は、すごく感動的じゃないかなって勝手に思っています(笑)。

●一方で、初めてGAROを観る層にもアピールしたいですよね。これだけの人気を長年誇っているGAROの魅力とは、どこにあると思いますか?

GAROの黄金騎士として守りし者という意志は、最初から不動のもので、その揺るがない軸は、どのシリーズでも貫いていると思います。GAROは継承していく。続けて追いかけていただいている要素かなと思っています。

●その安心感はありますよね。それゆえに、新しいファンも入りやすい。

変らない何かがGAROには絶対あるんです。進化したり変化したり、新たなキーワードも登場しますけど、どの言葉よりも映像を観て受けるもののほうが、説得力はありますよね。

●GAROと言うと、独創的で激しく美しいアクションも見ものですが、今回の撮影はいかがでしたか?

撮影現場で、このアクションは、台本のどこにどう関係しているのか、わからなくなることがあったりする時もあるのですが、監督の世界観がバチっとキマっているので、それをそのまま演じています。それで完成した映像を観て「すごい!」という言葉しか出てこないほど、頭の中でバラバラだったピースがハマるような感じで、想像をはるかに超えていくGAROのアクションは、パワーアップしています。

●さて今回の作品、おすすめの鑑賞法はありますか?

まずは一度肩の力を抜いて観ていただいて、その後に観た人同士で、感想をわいわい言いあうと面白いのかなと思います。あと、この作品で初めてGAROに触れた方は、後で過去作に入っていける楽しみ方があります。すべてを観てしまっている僕には、記憶を消さない限りできない楽しみ方なので、それは本当に本当にうらやましい(笑)。ぜひ観てください!

(C) 2019「月虹ノ旅人」雨宮慶太/東北新社
大ヒット上映中!

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo