「嫌がらせやモラハラ行為があり」 織田信成さんが関西大学アイススケート部監督の辞任理由を告白

フィギュアスケーターでタレントの織田信成さんが9月29日、自身が関西大学アイススケート部の監督を辞任したことに関する報道について「一部事実とは異なる」と説明するブログを公開した。

織田さんが9月9日に同部の監督を辞任した際、関大側はメディアに対し「多忙で監督としての時間を十分が取れない」ためという説明をしていたが、織田さんはそのようなことは一言も話した覚えがなく、辞任せざるを得なくなった本当の理由は部内で嫌がらせモラハラ行為を受けたせいだと告発している。

(ブログより一部抜粋)
「多忙を理由に監督を辞任したわけではなく、また関西大学との話し合いの場で『多忙で監督として十分な時間が取れない』とは一言も話していません。

辞めた本当の理由は、リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになり、辞任するまでの3ヶ月間リンクに行く事が出来なくなった事とそれに対する関西大学の対応が誠意あるものに思えなかったからです。」

2017年の監督就任時には「遠征費などの手当以外は無給」であることが報じられていた織田さん。

身を削り、大きな意気込みを持って取り組んだ仕事のあまりに不本意な幕引きにTwitterなどSNS上では大きな反響が起こっている。

「お疲れ様でした。勇気ある発信、ありがとうございます。
元オリンピアンからこのような発信されることで、スケートに限らずアスリートの皆さんの待遇改善へと繋がるでしょうし、 『指導に当たれる心身ではない』と冷静に判断して退くのも責任の取り方の一つです。
余り自分を責めないでください。」

「織田君のスケートや解説が大好きです。FaOIの演技も現地で拝見しましたが本当に素敵でした。まさかそんな苦しみの渦中にあったとは露知らず、辛さを観客に悟らせなかった織田くんのプロ意識を尊敬します。どうか心の傷が少しでも軽くなりますように。GPSの解説のお仕事も本当に楽しみにしています!」

「織田さん…
事実と異なる報道ほど辛いものはないですね。
本人の口からお話ししてくださることだけが真実です。
日々の生活の中、報道にコントロールされている自分を実感しました。
今は体調の回復が一番大切です…
いつも応援しています。」

「織田信成氏の関大アイススケート部のモラハラ問題、本当に他人事とは思えない。
関大側は聞き取り調査をしたと言ってるんだろうけどモラハラって人の目につかないところでひっそりとグサッと来ることやってるはずだから目につかないと思う。
織田さんのメンタルが再起不能になってないといいんだけど。」

織田さんの告発を受け、関西大学は9月30日、ホームページ上で「本学体育会アイススケート部に関する報道について」と題する文章を発表。

(ホームページより一部抜粋)
「本年4月以降、織田信成さんに関係して、指導方法をめぐって同部内で意見の相違があった」

「先に織田信成さんから辞任のお申し出があり、やむなく本学として了承することとなりました。」

「9月9日の退任の報道にあたっては所属事務所と十分に協議の上、発表しておりますことを申し添えます。」

一部メディアの取材に対し「“多忙”は誤解を与えかねない表現だった」と訂正したが、織田さんの辞任自体はあくまで織田さんの所属事務所と協議の上、発表したものであることを主張している。

※画像はTwitter(@​nobutaro1001)から引用しました。

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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