成田市議会のマイボトル持ち込みNG決議に反発の声 懇親会にコンパニオン招聘も

9月28日、千葉県成田市議会の会津素子議員が自身のブログ上で、委員会室でこれまで認められていたマイボトルの持ち込みが禁止されたことを明かした。

以後、委員会室ではあらかじめ用意されたペットボトルのお茶を飲むか、自身でペットボトルを持ち込むことのみ許可されるということだ。

会津議員によるとこれは議会運営委員会で決定されたルールということで、同委員会に参加する共産党の荒川さくら議員が

「環境面から考えればマイボトルが推奨されるべきなのに、これが禁止されるのはおかしい。成田市だってペットボトルの削減を呼びかけているのに。」

と反対したものの、

「マイボトルは目立つからダメ。見た目を揃えるためにもペットボトルでなければならない。」

という理由で却下されたそうだ。

会津議員の告発に対しTwitter上では大きな反響が起こっている。

「『全員揃ってないといけないのでマイボトル持ち込み禁止』という話をきき『成田市の小学校は遅れてるなあ』と思って読んだら小学校ではなくまさかの市議会の話だった。全員大人だよねこの議会。小学生以下なのか成田市議会?」

「マイボトル禁止wwwwやばwwww成田市やばwwwwウケるwwwwそんでマイボトル使ってるのこのブログの人だけなんでしょ?草wwww理由つけて嫌がらせしてるだけじゃんこんなのwwwwあからさまwwww草wwww草に草が生えるくらい草wwww」

「成田市議会議員さんたち、恥ずかしくないの?成田市に税金を納めてる方達、これご存知ないの?知ってもOKするの?」

「会津もと子さん、よく駅前でお見かけする。成田市では非常に珍しい『会える』市議会議員のおひとり。
ちなみに5人くらいしかいない。他は何やってんだか。」

市域に成田国際空港を持ち、国際都市として注目される成田市の議会でこのような時代錯誤な取り決めがなされたことに、成田市民のみならず反発する人は多数にのぼっている。

また同ブログ記事中で会津市議は、市議会と市長、職員の懇親会で女性コンパニオンを招聘していることにも言及。

かねてより会津市議は“成田市は男女共同参画を推進している”という見地からコンパニオンの招聘に異議を申し立てているものの、懇親会の幹事からは

「自分で注ぐとゆっくり話せないんだよ。」

「君はあの人たちの職を奪うのか?」

「コンパニオンだって立派な仕事だ!」

などと煙に巻かれるばかりだという。

男女平等をどう捉えるかは別にして、この告発が確かなら市政について内々の話をする場に外部のコンパニオンが参加しているというのは情報セキュリティ上おかしな話だ。

地方議会の腐敗は近年もたびたび問題になっているが、会津市議の告発がなにかしらの改善のきっかけになればいいのだが。

※画像は会津素子ブログより引用しました
https://ameblo.jp/koshary/entry-12530367421.html

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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