情報番組「シューイチ」が複数の文化人を「無報酬」「演出に異議を唱えない」等の条件で出演させていたと発覚

中山秀征さんが司会を務める情報番組「シューイチ」(日本テレビ)が複数の文化人を無報酬などの厳しい条件で番組に出演させようとしたと伝えられ世間のひんしゅくを買っている。

問題が発覚したきっかけは9月25日に投稿された食虫植物愛好家の木谷美咲さんのツイート。

ツイートによると、木谷さんは番組からのオファーで急きょ2日間にわたりKAT-TUN・中丸雄一さんが担当するコーナー「まじっすか」の収録に出演したものの、撮影後に「無報酬」、「あらゆる演出に異議を唱えない」、「事件・事故等によって生じた損害の責任は負わない」などあまりに一方的で厳しい内容の承諾書にサインを求められたという。

https://twitter.com/Dionaeko/status/1176833735452319745?s=19

先日、日本テレビ「シューイチ」から依頼を受け、急遽2日間拘束の撮影で中丸雄一さんのコーナーに出たところ、撮影後に番組側からどさくさに紛れて無報酬及び番組内容演出に異議を唱えない承諾書を結ばされそうになりました。署名する前に気づいて抗議しましたが、手口、内容ともにどうなんでしょう?

木谷さんの告発に対し、Twitter上では過去に「シューイチ」に出演経験のあるうどん研究家、井上こんさんはじめ多くの人が「同様の経験がある」、「番組の要求は理不尽」などと厳しい反応を示している。

https://twitter.com/koninoue/status/1177124752571322369

シューイチまたか。私もうどん解説の際のギャラ4カ月先延ばしで同番組はもう出ないと決めた 今回は無報酬。なぜ専門家の情報をタダで扱えるのかなぁ うどん旅にしても自腹で調査し、アウトプットで回収するから次のことに取り組めるんです。企業が無料でCM流してって言っても流さないでしょう。」

https://twitter.com/koninoue/status/1177409907173122048

メール漁ったら私もまったく同じ承諾書を「放送後」にいただいてた。あらま、当時から【無報酬】と書いてある(当時気が付かなかったのはまだ甘かったから)。ただ、口約束ながら打ち合わせ時にギャラが出ると聞いていたので、放送後メール&電話で請求し続け、4カ月後にPからやっと反応あって決着。」

「私もテレ朝の某番組に出演。もちろん無料。あとからそれとなーくギャラについて触れたけど流されたからその時は、そういうものだと思って諦めてた~。どうなんだろ。」

「タレントとかスタッフはギャラとか給料貰ってるし、番組もスポンサー料貰ってるんだよね??
取材料とか協力費の名目でテレビ局は払ってもいいよね。てか丸々拘束してるなら払うべきだな~」

「著作者人格権は譲渡できない権利なので、この一文を持ってこの契約書が法的に無効となる可能性があるかもしれません。」

「事後承諾書にすれば良いのに
ご出演ありがとうございますからの無報酬提示とか順番おかしいやろ
出演したタレントから出演後、『ギャラ10億な、今月中に頼むわ』とか言われたらどうするん
そういうことだぞ」

木谷さんは現在(9月27日時点)も番組に対し抗議を継続中。早期に誠実な対応がなされればいいのだが。

※画像はシューイチ公式サイトから引用しました
http://www.ntv.co.jp/shu-ichi/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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