蓮城まこと、池田努、藤本結衣ら出演 舞台『瀬戸の花嫁』再再演ゲネプロレポ

8月20日、東京・中野ザ・ポケットにて、舞台『瀬戸の花嫁』再再演ゲネプロ公演が開催された。『ものづくり計画』が制作する舞台としては、2015年の初演から3回目の公演作品となる。本公演では、元宝塚歌劇団・蓮城まこと、俳優・池田努、元PALET・藤本結衣ら、総勢21名のキャストたちが舞台の上でそれぞれの役を熱演。今回は、本作の歴史と当日のゲネプロ公演の模様をまとめて紹介する。

人気の声が高く、3度目の公演が決定

舞台『瀬戸の花嫁』は、2000年に俳優、脚本家・大浜直樹が主宰するLIVES(ライブズ)の作品として誕生した作品。当時は短編コントだった内容を、2005年に長編物語として制作し、島の住民以外の登場人物を追加して、最新作の形式に至る。2015年には『ものづくり計画』第2回公演作品として、ブラッシュアップされて上演された。

2015年の公演の際に、観客からのアンケートで再演の希望の声が多く集まり、2018年に3年の時を経て再演。再公演では、出演キャストを一般公開オーディションにて募り、島人の設定や作中でのシーンに変更を行った。

島人たちの団らん風景と都会から来た女性たちとの交流

島内では、住人たちが一致団結してPR映像を作っている場面から始まる。現在、島では嫁をもらいたいと願う結婚願望を持つ男たちが暮らしていた。月日が経つごとに、過疎化と高齢化が進む島では、嫁不足だけでなく、子孫を残すことすら危機的状況と化している。そんな時に、都会から島の生活に憧れる女性たちとの間で、集団見合の企画が動き出す。

島の男たちは結婚を実現するために、都会の女性たちは島の生活を叶えるために、そして、住民にとっては島の未来のために……。果たして、彼ら、彼女らの願いは成就するのだろうか。

和気あいあいの住人たちの風景、お見合いメンバーのやり取りだけでなく、サポートするメンバーたちの中にも気になる動きがある予感。3度目の公演では、どのような展開が待ち受けているのか。大賑わいな登場人物たちの光景を見つつ、ほっこりする物語を楽しみたい。

※写真はすべて公式提供

【公演情報】
再再演『瀬戸の花嫁』[リンク

【会場】
中野ザ・ポケット[リンク

【あらすじ】
瀬戸内海に浮かぶ小さな島。

嫁をもらいたいと願う結婚できない男達と、
島で暮らしたいと願う都会に疲れた女達の、

集団見合が行われることになる。
たかが見合い、されど見合い。

過疎化と高齢化、
嫁不足に悩み、

子孫繁栄の危機すら感じている島人たちにとって、
その企画は、島全体を挙げてのビッグイベントとなる。

【出演】
蓮城まこと
藤本結衣
ちか
つかもとさなえ
印南雅子
久世理瀬
高橋みち
富樫未来
田渕友夢
琴音きなこ
上村祐菜
関川ゆか
川西玉枝

池田努
石橋政人
雑賀克郎
小澤真悟
藤田健彦
岡田隆之介
増本尚
岩瀬和樹
石井克美

【上演期間】
2019年8月21日(水)~25日(日)

【上演タイムテーブル】
8月21日(水)19:30
8月22日(木)14:00★/19:30
8月23日(金)14:00★/19:30
8月24日(土)14:00/18:30
8月25日(日)12:00/16:00
★=平日昼割対象
※受付開始は開演60分前、開場は開演30分前

【チケット料金(全席指定・税込)】
A席    4,900円(平日昼割★4,500円)
特典付S席 6,900円(平日昼割★6,500円)
※特典 メイキングDVD(予定)
※全席指定
※未就学児入場不可

【公式Twitter】
@monodukuri_plan[リンク

【主催】
ものづくり計画

野島 亮佑

オンラインライター/ニュース記者。ライブ・イベントレポートをはじめ、映画舞台挨拶、演劇・舞台レポート、アーティストや役者のインタビューを行っています。

Twitter: ryosuke_nojima