EXITりんたろーさんが東京の若手芸人に呼びかけ 「ヨシモト∞ホールにお客取り戻したい」

8月13日、お笑いコンビEXITりんたろーさんが自身のTwitter上で東京の若手芸人たちに奮起のアンケートを呼びかけた。

https://twitter.com/rinnxofficial/status/1161142292188524544?s=19

「《∞ホールに所属する》
【東京若手芸人の皆さんへ】
かつて∞ホールには連日連夜
沢山の人が押し寄せる
無双時代がありました。
あの劇場を取り戻す事が今なら
出来ると思うんです。あなたの意見を
聞かせてください。よかったら拡散してください。」

りんたろーさんは2010年代前半に人気を得たお笑いコンビ・ベイビーギャングを経て2017年に5歳年下の兼近大樹さんとEXITを結成。現在よしもと∞ホールに出演する芸人達の中では比較的年長になるが、かつての盛り上がりを知る立場としてよしもと∞ホールの現状に危機感を持っているようだ。

アンケートサイトの序文でりんたろーさんは

“皆様も知っての通り例の一件があり、よしもとの良い部分もそうでない部分も世間に晒される事になりました。

(中略)

「東京」の若手はこのままで良いでしょうか。

「面白い若手」が、東京に「お笑い」というエンターテイメントが存在する事を世間の人は一体どれくらい知ってるでしょうか。
かつてパンパンだったあの劇場は今、大阪の人気芸人さんに埋めてもらっているのが現状ではないでしょうか。

(中略)

芸人側からの不満やアイディアを吸い上げて、その不満やアイディアを持って芸人が変わらなきゃいけない事、劇場が変えなきゃいけない事、芸人の伸ばすべきもの、劇場が伸ばすべきものみんなの意見を聞かせてください。この会社が変わろうとしてる時に、劇場がこのままじゃまずいと思っています”

と切々と訴えかける。

今回のりんたろーさんのツイートに対しお笑いファンからは大きな反響が集まっている。

「りんさまの意識高すぎて。
お笑いへの熱い想い伝わりました。
この時期に声を出すことは諸刃の剣。大変なことなのに。
りんさまが引っ張っていってください。ジッターついて行きますね。

お笑いが、老若男女コンビニに行くかのように、もっと身近になるには。。うーん。どしたら行きたくなるかな。」

「りんたろーさんの言う無双時代
∞ホールに通いまくってた気がします。

若手に若手に……と次々と先輩方が卒業……
内容もガラリと変わり、足が向かなくなってしまいました。
懐かしくて何度か前を通りますが
あの時の面影が一切なく思い出が消されたような現状が悲しいです……
戻りますように。」

「アンケートの内容読みました
たしかに愚痴るだけなら誰でもできますよね。でも愚痴があるんだったらみんなと共有して上の人たちに変えてもらうよう伝える必要があるし、自分たちはどうすればいいのか、何ができるのかを考えて、そしてそれを実行に移し、評価していくことが大切なんですよね。」

「りんたろー。さんのこういうアンケート作ってくれるの素晴らしいです!
芸人さん達がどんな事を求めているのか良い劇場になる事とお客さんが来やすくなるのかの意見も良いと思います!
無限大に無双時代来て欲しいしたくさんのお客さんがライブに運んで芸人さん好きになって盛り上がって欲しい!」

中には厳しい意見もあったが、概ねはりんたろーさんの行動を歓迎する内容だった。

表面上は年々盛り上がっているように見えるお笑い業界もその内実は厳しいものがある。現代は吉本興業のみならずお笑い業界事態が変革を求められている時期。今回のりんたろーさんのツイートがなにかのきっかけになればと願うばかりだ。

※画像はTwitterから引用しました
https://twitter.com/rinnxofficial/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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