夏も後半ですが、そろそろ夏バテ気味な人も多いんじゃないでしょうか?そこで今回は夏を乗り切るスタミナメニューと言う事で「鰹」(カツオ)使った一品を紹介しようと思います。
ちなみにカツオは魚の中でも栄養価が高く、ビタミンB12やナイアシン、鉄やタウリンを多く含んでいます。さらに脳の活性化を促すと言われるDHAや。血液の流れを良くするEPAも有り、まさに栄養価満点の魚と言えるでしょう。
材料 2人前
カツオ(60cm)・・・半身
タマネギ・・・1個
長ネギ・・・1本
大葉、ニンニク、ショウガ、みょうが・・・適量
ポン酢、醤油・・・適量
使用する材料はこんな感じで、一言で言えば「分量はお好みで」ってところですね。例えば長ネギが苦手ならば外しても良いですし、彩りでパプリカや紫タマネギ(アーリーレッド)などを入れても美味しく作れます。
この料理のポイントは「新鮮なカツオと大量の薬味」が重要なので、とにかく色々と入れた方が奥深い味になります。
そして出来る事なら「皮付きの新鮮なカツオ」を用意して下さい。今年は例年よりも高価ですが豊漁の時は安い魚ですし、日持ちしないので「特売」される事も多い魚ですので割と入手しやすいと思います。
小型のカツオならば一本買って4人前くらい作れるので、思い切って1本買うのも良いと思います。
作り方
1・・・タマネギをスライスする
タマネギの皮を剥いてスライスして水にさらします。この時にタマネギを半分に切ってからスライスした方が大きさ的に食べやすいです。水にさらしたタマネギはザルなどで水を良く切っておきます。
水が切れたら皿の前面にタマネギを敷き詰めます。この時に中央を高く盛る感じにすると、最後にカツオを綺麗に盛りつける事が出来ます。
2・・・カツオを切る
とにかくタマネギや薬味が大量に入るので、刺身で食べる時よりは厚めに切るとバランスが良いですね。写真のカツオは2cm近い厚さで切られていますが、このくらいの厚みが丁度良いです。
カツオをあまり薄く切ると、ポン酢に浸かっているので後半の方に「ちょっと酸っぱいかな?」となってしまいます。
さらに皮付きのカツオを使う場合には「八重造り」と言う技法も用い、皮にすっと包丁で切れ目を入れると皮も食べやすくなります。
カツオを炙って「たたき」にしても美味しく食べられますが、筆者はカツオの皮が好きなので炙りません。ちなみに魚の皮の下の部分は栄養があると言われているので、嫌いでない限りは皮付きのまま食べる事をオススメします。そして切ったカツオは皮目を上にしてタマネギの上に盛りつけます。
3・・・残りの薬味を切って盛りつける
「長ネギ、みょうが、にんにく」は小口切りにスライスし、大葉は大きめの微塵切りにします。それらの薬味を豪快に盛りつけたカツオの上に乗せましょう。
お行儀良く薬味を別の皿に用意しても良いのですが、それだとビジュアル的に普通過ぎるので、この料理に関してはブチ撒ける勢いで良いと思います。
あと「カツオにニンニク?」と思われる方も多いと思われますが、是非とも試してみて下さい。
4・・・ポン酢、醤油をまわしかける
ショウガをおろしてポン酢で溶いてドバーっとまわしかけます。ポン酢なのでちょっと多めにかけても大丈夫です。そしてカツオが盛られている部分を狙って醤油をさっとまわしかけます。ポン酢だけよりも味が締まるので、しょっぱくならない程度に醤油をかけるのがポイントです。
以上です。あとは豪快に食すのみ!!
この料理の良い所は「一口ごとに違う味わいがある」と言う所ですね。分厚いカツオにタマネギを載せ、皿の上にとっちらかっている薬味を乗せて食べるので、その薬味のバランスが毎回絶妙に変わると言うのがミソです。
なので、かなりボリュームのある料理ですが最後まで食べ飽きません。特に最後の方になると「タマネギとカツオにポン酢が染みていい感じ」になるので、ひとつの料理で二度楽しめると言うのも酒呑みには有り難い料理です。
どうにも飽きたら「マヨネーズ」と言う技もあるので、食べきれないかなと思うくらい作って構いません。
ちなみに筆者は写真のカツオを半身使いましたが、かなりのボリュームながらも余裕で完食出来ました。
そんな訳でカツオを使った豪快な料理を是非とも試してみて下さい。見た目だけではなく栄養価も半端ないので夏にもってこいのスタミナメニューですよ。