アイカツスターズ!・遠藤瑠香、未来みき出演舞台 アーラェ アンゲリー『Warashi~ステキな座敷わらし~』初日公演開幕! 未来みき「楽屋でもわちゃわちゃ家族です!」

7月11日(木)、東京・TACCS1179にて舞台『Warashi~ステキな座敷わらし~』のゲネプロ公演が開催された。当日は、アイカツ!シリーズ歌唱担当の遠藤瑠香未来みき市倉有菜など、総勢14名(ダブルキャスト含む)のキャストたちが舞台の上で各々の配役を演じる。ライブ・舞台企画団体『アーラェ アンゲリー』主催16回目の舞台となり、原案・脚本・演出は遠藤真理子氏、脚本は鳥海俊之氏が務める。出演キャストはオーディション他を行って決め、主宰者である藤田秀幸氏が演出の遠藤真理子氏と相談しながらキャスティングを担当。今回はゲネプロ公演とキャストインタビューをまとめて紹介する。

キャストたちが繰り広げる人物同士の関係図

キャストメンバーたちの演技が舞台上で繰り広げられ、物語に色が付けられていく。男性、女性キャスト共にそれぞれの配役に合わせた役を考え、個性溢れるキャラクターを披露した。身近な人を支え合い、それぞれの立場での行動、大切なものを守る想い、など、それぞれのキャラクターたちが抱える状況を各キャストたちがどのように演じるか。演技を通じて、お互いのことを考える姿を舞台上で表現する姿が本公演での見どころポイントの1つとなる。

舞台の世界に挑戦する市倉有菜が感じた景色

アーラェ アンゲリーの舞台に2回目の出演を果たした市倉有菜。これまで歌手活動を行ってきた彼女にとって、舞台の世界は新鮮さがある新しい世界とのこと。彼女と舞台が交わる共通点は”表現”。ゲネプロ後に市倉は「最初、自分では気づいていなかったんですけど、キャストの皆さんから「棒読みだね」と指摘されてしまいました」と稽古初期の出来事を告白した。だが、次第にセリフを口にするたびに「共演者の皆さんからアドバイスをいただける機会が多くなって、少しずつですが良くなってきたのかなと実感しています!」と、キャストメンバーに向けて感謝の気持ちを吐露する。

これまでと違う”表現”に大変さを感じたようだが、「これまではユニットとして活動をしていたので、自分の立つポジションに行かなきゃいけないという想いがありました。その経験が舞台にも繋げることが出来たので、当時の経験を活かせたかな?」と感想を述べた。

さらに、今回の舞台での経験を通して「歌の世界しか知らなかった自分ですが、舞台という新しい世界を体感できて、多くのことを学ばせていただいています。これから舞台の世界でも活躍出来るようにレベルアップしていきます!」と向上心ある期待のコメントを残した。

遠藤瑠香、未来みきが舞台を通じて感じた心境

本舞台で重要なポジションを務める遠藤瑠香と未来みき。物語のキーパーソンとも呼べる存在の2人にとって、今回の舞台や座組はどのように感じたのかインタビューを行った。

ーー今回、遠藤さんと未来さんが一緒の舞台に出演するにあたって、注力した演技はありますか?

未来みき(以下、未来):実は、瑠香とこんなにがっつりやり取りする配役は初めてなんです! 物語の中にも、仲の良さをアピールできる場面もあるので、普段の2人の関係値を前面に出せれば良いなと思いました。

遠藤瑠香(以下、遠藤):私は物語の重要なポジションとなる役だったので、とにかく子供っぽさを入れてみたいと思いながら、がんばって演技をしてみました!

ーーお互いの持ち味を活かしつつ、仲の良さも感じられそうなお言葉です。未来さんは舞台出演の経験があるとお聞きしました。

未来:それなりにですね。

遠藤:少しずつ成長していく姿を感じます。

ーー含みのある言い方ですね。演劇を始めたころに何かありましたか?

未来:セリフが棒読みになっていたんです。感情の起伏をあんまり入れることが出来なかったので。当時よりは良くなっているんじゃないでしょうか(笑)

ーー当事者たちしか知らないエピソードになりそうですね。お二人はプライベートでも仲が良いとお聞きしていますが、ゲネプロを終えて上手く演技で結びつけることが出来たことはありますか?

未来:みんなで昔遊びをする場面があるんですよ。そのとき、にぎやかに楽しむ雰囲気が普段みたいに感じて、心から遊べたと思いました。

遠藤:みきとは物語全体を通してやり取りをすることが多いんです。そのときに、いつも気持ち良いタイミングでセリフを言ってくれるんですよ!

ーーお二人の息が合っている証のコメントですね。

遠藤:初めて演技をする人だとタイミングが合わない部分があっても、みきなら丁度良いところでセリフを入れてくれるので助かってます!

未来:そうなの?

遠藤:意識してないだけだよ(笑)

ーーお互いの目に見えない強い繋がりが感じられます。

遠藤:みきには、このままでいてほしいです!

ーーそれでは、お二人がこの座組でキャッチコピーを付けるとしたらどのような言葉にしますか?

未来:『楽屋でもわちゃわちゃ家族』です!

ーーインパクトのある言葉が出て来ました。

未来:個人的な話になるんですけど、私って人見知りなところがあるんですよ。でも、アーラェ アンゲリーさんの舞台ではありのままの自分でいられるんです。

ーー気の置けない仲という意味で受け取れます。

未来:気持ちが楽になれる座組だと思っています。

遠藤:確かに、そういうところでは家族ですね!

※写真はすべて記者撮影

【公演名】
WARASHI~ステキな座敷わらし~

【スケジュール】
2019年7月11日(木)~7月15日(月・祝)

11日(木)19:00
12日(金)19:00
13日(土)14:00/19:00
14日(日)13:00/18:00
15日(月・祝)12:00/16:00

【劇場】
TACCS1179

【チケット】
全席指定
S席 6,000円 A席 5,000円

【あらすじ】
  有栖川錦 (ありすがわにしき)
  ムズい名字ですが、
  この名前だけでも覚えてくださいね
  なにしろ物語のメインキャラクターですから

  小さい頃にお母さんを亡くした彼女は
  施設で育ち、今はシェアハウスで
  仲間たちと同居しています

  まあ今時決して珍しくないバイトで
  学費と日々の生計をまかなう
  女子大生みたいな?

  けれど20歳の誕生日を迎えたその朝
  とんでもないサプライズが起きちゃいました
  なんとお母さんの実家を
  相続をすることになっちゃったんですよ!

  でもあんまり乗り気じゃない錦ちゃん
  弁護士に連れられ現地に来てもまるで他人事

  そんな彼女に、いつ現れたのか
  一人の少女が近づいてきました
  そして一言
  『、、、ねえ、遊ぼうよぉ、、、』

【キャスト】
■シングルキャスト
  遠藤瑠香
  未来みき 
  市倉有菜

  菜ノ香マカ
  初山ほのか
  白神さき
  木村早陽
  飯塚有紗

  大澤孝紀
  原田達也
  畑広幸
  田中健太郎

■ダブルキャストA
  田岡友樹

■ダブルキャストB
  奥谷丞

野島 亮佑

オンラインライター/ニュース記者。ライブ・イベントレポートをはじめ、映画舞台挨拶、演劇・舞台レポート、アーティストや役者のインタビューを行っています。

Twitter: ryosuke_nojima