全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。ラーメンライターという職業柄、新店の食べ歩きはもちろんやっているが、このところ“町中華”の食べ歩きを改めてやっている。町中華とは町中に佇む個人経営の中華屋さんのこと。BS-TBSで『町中華で飲ろうぜ』という番組が始まり、玉袋筋太郎さんや高田秋さん、坂ノ上茜さんが町中華で飲んだくれているのが毎週放送されており、私の町中華熱は高まるばかりだ。
長くその町に佇む町中華は、町の人たちと共に生きている。町中華で楽しく飲んで食べたら、もうその町が好きになっている自分がいる。今回は蒲田の最強町中華を一軒ご紹介したい。
その名も“寳華園”。
以前ゲスト出演したカルチャー系の定期トークイベント『蒲田カルチャートーク』や前述の『町中華で飲ろうぜ』でも紹介されており、来たくて来たくてしょうがなかったお店。
蒲田の代表的な町中華で昭和40年創業の老舗だ。
店主は二代目で、初代は後楽園飯店出身の方だそうだ。映画やドラマのロケにもよく使われているそう。
▲ビールは大瓶
▲餃子
大瓶ビールにまずは餃子。なんと滑らかな餡! とろけるような旨さにビールも自ずと進んでしまう。
▲野菜炒め
▲レバニラ炒め
そして野菜炒め、レバニラ炒め。いやぁ、旨い! ここは何より塩味が強すぎないのが本当に素晴らしい。
野菜のシャキシャキとした食感を残しながら、素材の旨味でグイグイ引っ張るのはさすが。老舗の味はダテじゃない。
▲チャーハン
シメには人気のチャーハンだ。ラードを纏ったキラキラチャーハンだが、これもしょっぱくない。毎日食べられる美味しさだ。
これぞ一週間に何回も来られるソウルフード的町中華。不動の人気も頷ける。カンニング竹山さんそっくりで優しそうなご主人が作る最強町中華。ぜひご堪能あれ。
中華料理 寳華園
東京都大田区蒲田5-10-1
03-3734-4440