ニュージーランドの南島にあるハインドンというところに、1車線しかない橋があります。この橋は自動車同士が往来するだけでなく、列車と自動車が共有する橋でもあります。
The One-Lane Bridge Shared By Cars And Trains(YouTube)
https://youtu.be/sstRJcaFU9U
1車線しかないので、列車と自動車の事故を想像してしまう人も多いのではないでしょうか。しかもこの橋には、踏切も信号も何もありません。でもご心配なく。この橋では列車の通行が最優先というルールになっているそうです。
線路と自動車用道路が、橋の手前で合流するようになっています。自動車用道路には、橋の手前に一時停止のサインがあるだけ。
世界にはこういった橋がハインドン以外にも存在しているそうですが、事故防止のため普通は自動車に警告する信号、サイレン、車止めなどがあるそうです。
線路を管轄するDunedin Railways社の担当者によれば、「列車用と自動車用の橋を別々に2つ建設するよりコストが安い」という理由から、ひと昔前のニュージーランドには列車と自動車が共有する橋が多かったといいます。
「列車はすぐに止まれるスピードで走行しているし、そもそも車の交通量がほとんどない場所だから」と、列車と自動車の衝突事故に関して、だいぶおおらかに構えている担当者さんでした。
※画像:『YouTube』より引用
https://www.youtube.com/watch?v=sstRJcaFU9U