「これでいいのだ!」メトロポリタン美術館のファッション展 ”CAMP”

  by あおぞら  Tags :  

メトロポリタン美術館の2019年ファッション展のテーマは『CAMP』

最初『CAMP』と知った時、てっきりキャンプファイアーのあのキャンプで『Youtubeのヒロシのソロキャンプも大人気だから、アメリカもまさかキャンプがブーム?』なんて思って会場に足を運ぶと、そんなキャンプとは打って変わったシロモノ!

考えてみればキャンプにファッションなんて場違いだし、一体『CAMP』とはなんぞや?と調べてみると、

キャンプ Camp は英語圏の美学・文芸批評などで使われる用語のひとつで、大げさに誇張された振る舞いや、過度に装飾の多いけばけばしいファッションなどを意味する。



とありました。英語って奥が深いのですね。全くそんな意味は知りませんでした。

しかし、本当の『CAMP』の意味を知ると、確かにファッション展の洋服は、大げさに誇張されたものばかり。表現よりも写真を見ていただく方がいち早いです!

↓股間に焦点を当てたレギンス誰が着るんだ?

    ↓右の”ヴィーナスの誕生”風、ウエストラインのこの広がりは周りに迷惑!?

    ↓圧倒的迫力はアンディー・ウォーホール、無敵!素敵!

    ↓斬新モスキーノはCAMP向き!

    ↓こういう洋服がファッション展では普通に見えてくるから不思議

    ↓レインボウカラーはLGBTの象徴カラー

    ↓暗がりにネオンカラーは幻想的

    ↓日本のマンガ風?

    ↓左のスカート部分はメリーゴーランド!

    ↓ファッション展のポスターに使われている手前の仮面付き帽子、さすがCAMP!

    いかがでしたでしょうか?

    メトロポリタン美術館のファッション展のこの過激さ!これぞファッション!着る勇気も、また着て似合う人たちもあまりいないでしょうが、こういう現実離れ、浮世離れしているものこそを、ニューヨークではファッションととらえるのでしょう。

    不思議世界の、夢世界、バカボンのパパじゃないけど「これでいいのだ!」と思わせるメトロポリタン美術館のファッション展”CAMP”レポートでした。

ニューヨークから発信しています