人口2.6億人を抱えるインドネシアで長年にわたり、本当に“当たり”があるのかどうか疑わしいと思われていたガムで、実際に当選者の出たことが明らかになりました。
そのガムは地元で1986年から続く『Yosan』ブランドのガム。ガムの包み紙に「Y」「O」「S」「A」「N」いずれかの文字が1つ印刷されていて、それら5文字すべての包み紙を集めてメーカーに送ると、何か景品が贈られるとされていました。
しかし、5文字のうち「N」だけは誰も見たことのある人がおらず、インドネシアの人たちの間では「ただの宣伝に過ぎず本当はNを印刷した紙などないのだ」と、このガムの「N」は都市伝説のように語られていたそうです。
それが先月、ついに当選を報告する人が現れました。
南ジャカルタに住むイファンダさんは今年3月、ネットでYosanガム60個入りのパック2つを購入。彼もまた都市伝説を信じていたので、最初は包み紙を集める気はありませんでした。ところが、その120個の中にたまたま「N」の文字を発見してしまったのです。このキャンペーン自体がまだ続いているのかどうか半信半疑だったイファンダさんでしたが、好奇心旺盛な彼はさっそくブランドを所有するMustika Manis Utama社に5文字の包み紙を送り、メールと電話でも連絡を取ったところ、4月下旬に同社経営陣が自宅までやってきて、子供用の青い自転車をプレゼントしてくれたそうです。
Mustika Manis Utama社によると、1986年以来、この景品を獲得したのはイファンダさんが4人目だということです。
お菓子の“当たり”というと、例えば森永の“金のエンゼル”でも周りの人に話を聞くと1人は当たったことのある人がいるものですが、人口2.6億人のインドネシアで33年続くメジャーなガムでたった4人しか当選者がいないとは……。都市伝説になってしまうのも納得。
画像とソース引用:『Facebook』及び『thejakartapost.com』より
https://www.thejakartapost.com/life/2019/05/10/yosan-bubblegums-missing-letter-n-found-busting-decades-long-myth.html?utm_term=Autofeed&utm_medium=Social&utm_source=Twitter#Echobox=1557470470[リンク]