「職場の女性みんながあなたをセクハラで訴えてますよ。あなたは私にはセクハラしてないので”差別”されたとして私はあなたを訴えますよ」と言うのが緑の太っちょのボディコン、肌露出の女性の言葉…… と言うことでセクハラについて考える。
セクハラを受けた女性は多いだろう、それが肉体的なものであったり、言葉であったり、態度であったりと。
アメリカでは大企業で働くと大企業はセクハラで訴えられると企業イメージも落ちるし、また敗訴した場合にイメージも傷つけるし、また大手企業だけに多額の賠償金を支払わなければならないケースもある。
そこで、企業内でセクハラのセミナーを設けることがある。私が大手の証券会社グループ企業に働いていた時は、企業内でスケジュールを組んで10数人が小会議室で、弁護士からビデオを見せられセクハラについて”勉強”するセミナーに出席させられた。学校じゃないので社員一同が入る講堂も体育館もない。少人数で順繰り順繰りのセミナーに企業側が参加させたのだが、参加者は少人数だしセミナーに参加するとセクハラについて意識は高まるので、密度の濃いセミナーになり、また企業としてはセクハラの抑止力にもなっただろうし、セクハラされないよう女性側にも徹底できたと思う。
アメリカは訴訟社会なので、敏腕弁護士は訴訟内容云々より、訴える企業が大企業だった場合にはクライアントから弁護士費用を受け取らず、成功報酬を見込んでメディアを使い大々的な訴訟に仕向けてゆく。だから、企業が訴えられない努力をしないとセクハラと言っても食うか食われるかの問題になることだってあるのだ。
ただセクハラ被害者には女性にも問題ありと思われる人たちが多いようだ。被害を受けていない人はこれからも受けることなく、被害者は複数回に渡り、また転職先でもセクハラされるケースもあるようで、女性側はセクハラ被害を受けないように毅然とした態度で職場で勤務すべきなのである。
短めのスカートで足元を気にしない女性や、ボディコンの洋服や、お尻プリプリで練り歩く女性が職場にもしいたら、私が男だったら加害者になったかもしれない。
妄想の世界で加害者になりかける私を阻止するように、夏のお嬢さん方、職場の態度および服装に気をつけよ!
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