タイの丸亀製麺に行ってきた:タイ限定メニューがどれもうまそう! 『餃子トムヤムうどん』が絶品激ウマ!

  by ノジーマ  Tags :  

先日、仕事でタイのバンコクまで行ってきました。タイは親日国であり、バンコクにはたくさんの日本人が働いているということもあって、バンコク市内には日本食レストランや日本でもおなじみの飲食店がいっぱい。丸亀製麺、牛角、てんや、かつや、やよい軒、一風堂などの日本企業のお店が数多く並んでいます。

タイの丸亀製麺に行ってきた! 魅力的なタイ限定メニューがズラリ

そんななかでも、もしタイに行く機会があったら皆さんにぜひ足を運んでみてほしいのが丸亀製麺です。何が魅力的なのかというと、日本でおなじみのメニューのほかにタイ限定のメニューがかなり充実している点。実際に足を運んで確認してみると、実に半数以上がタイ限定メニューとなっていました。

メニュー表を見てみると、日本の定番メニュー『かけうどん』『釜揚げうどん』『温玉ぶっかけうどん』『明太釜玉うどん』などがひと通りそろっています。価格は最安値の『かけうどん』が69バーツ。1バーツを約4円として計算すると276円なので、日本と料金設定はそんなに変わりません。

ちなみに日本のように細かいサイズ設定はなく、大盛りにするとプラス20バーツ(約80円)という設定になっています。

そしてこちらにはタイ限定のメニューがズラリと並んでいます。『シーフード焼きうどん』『オム焼きうどん』『海老天サラダうどん』『スパイシー豚骨うどん』など、日本では似たようなメニューさえ存在しません。

『海老天サラダうどん』や『スパイシー豚骨うどん』などはすぐ逆輸入できるかもしれませんが、焼きうどん系のメニューは調理設備が必要になりますから、日本で食べられるようになる可能性はかなり低いのでは。

さらにご飯モノも非常に充実。日本の丸亀製麺では基本的に天丼用のご飯が用意されているだけですが、タイの丸亀製麺には『親子丼』『カツ丼』『牛丼』などの日本で定番のどんぶりメニューから、『スパイシーレモンチキンライス』『フィッシュタルタルソースライス』などというタイならではのメニューまで。

これだけメニューが充実していると何を注文するか本当に悩んでしまいますよね。しかもこの日は期間限定で『スパイシーフェスティバル』と銘打ち、『餃子トムヤムうどん』『チャーシュートムヤムうどん』の2品も販売されていました。

日本のうどんとタイのトムヤムスープの融合。これこそタイの丸亀製麺ならではのメニューなのでは。というわけで今回のオーダーは『餃子トムヤムうどん』に決定! お値段は149バーツ(約600円)!

天ぷらもタイオリジナル。揚げ餃子やスパイシーチキンも!

早速スタッフにオーダーすると、日本の丸亀製麺と同様に目の前で手際よく調理してくれました。

うどんを入れたどんぶりに真っ赤なトムヤムスープが。ウマそう~!

そこに湯通しした水餃子が4個盛りつけられ、さらにえのき茸、ゆで卵、豚ひき肉、パクチーが盛りつけられて完成!

具材がたっぷりでうどんが見えないうえに、餃子も盛りつけられているので丸亀製麺っぽさがまったくありません(笑)。

ちなみに餃子はタイの丸亀製麺では定番なのか、なんと『揚げ餃子串』も天ぷらコーナーに用意されていました。

揚げ餃子3個で39バーツ(約120円)。天ぷらも日本と同じくらいの価格帯ですね。天ぷらコーナーには日本でおなじみの『野菜かき揚げ』や『海老天』のほかに、『スパイシーチキン』『ポテトフライ』などもありました。

天ぷらも食べてみたかったですが、実はこの日は何軒かをハシゴして食べ歩いていたので泣く泣く断念。次回があれば食べてみたいところです。

また、薬味コーナーは日本と完全に一緒。青ネギと天かすは使い放題です。

どの薬味もタイではあまり馴染みがないのか、美味しくなる組み合わせが親切に紹介されていました。これは日本にもあってもいいかもしれないですな。

『餃子トムヤムうどん』はびっくりするほど美味だった!!

会計を終えて席に着き、いよいよ『餃子トムヤムうどん』をいただきます。まずは日本の丸亀製麺にはない食材である水餃子から食べてみましたが、まあこれは当然ながらトムヤムスープと相性は抜群。餃子自体は皮がもっちりと柔らかく、中身の味付けもしっかりしていてジューシー。とても美味しいです。

トムヤムスープは辛さ控えめで酸味がやや強め。旨味もたっぷり。苦手な人は苦手だと思いますが、パクチーもすごくいいアクセントになっています。問題はこのスープと丸亀製麺のうどんが合うかという点なのですが、こちらも完璧にマッチしています。

おそらくうどんの麺がタイ向けに少しカスタマイズされているようで、ゴワゴワ感が薄まり、ツルッとした食感が強くなっているように感じました。それがいい感じにトムヤムスープとの相性をアップさせているのでしょう。

麺の質感がカスタマイズされているとはいえ、麺のコシの強さはそのまま。丸亀製麺らしさも十分堪能できます。最後には食べ終えるのが惜しくて寂しくなるくらい美味しい一杯でした。

タイの丸亀製麺は合計19店舗!

今回食べた『餃子トムヤムうどん』が美味しかったからこそ、さらにほかのタイ限定メニューが気になってしまうところ。またタイに行く機会があったらぜひまた丸亀製麺にも行きたいと思いました。今回はバンコク市内の“ゲートウェイエカマイ店”に行きましたが、タイ国内に丸亀製麺は合計19店舗(2019年4月現在)あるようです。

どんなに丸亀製麺が好きな方でも、丸亀製麺に行くことを目的にタイにまで行く人はさすがにいないかもしれませんが、旅行や出張などでタイに行く機会があればぜひ狙ってみてください!

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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