近頃は若い女子が「サメかわい~(はぁと)」などと言って、サメのぬいぐるみを買うために行列を作ったり、サメの着ぐるみを着てサメの気分に浸ってみたりするほど、サメが人気らしい。でも本物のサメはやっぱりとっても怖いんだってことは知っておいた方がいいと思うんだ。
エジプトの海でダイビング中に、小型のサメに奇襲攻撃をされたダイバーの動画がこれだ。
動画:I Survived A Shark Attack | SNAPPED IN THE WILD(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=GAg6mMJizU4[リンク]
アレクサンダーさんがエジプトの紅海でスキューバダイビングを楽しんでいた時のことだった。ここでは水深5メートルほどの浅い海でたくさんの魚たちや美しいサンゴを見ることができた。そこへ現れたのが人よりは小さい程度のサメ。このサメは和名をネムリブカ、英語ではホワイトチップシャークといい、ダイバーの手からエサをもらうほど人に懐くことで人気のサメだ。体長は大きくても2メートルほどで、水族館の大きな水槽でもよく飼育されているのを見ることができる。
サメはアレクサンダーさんたちのすぐ側を何度か通り過ぎ、危険はないように思われた。だが、垂れ下がったロープをつかんでボートに戻ろうとしたその時、サメがアレクサンダーさんの右太ももに噛み付いた。恐らくサメにとっては好奇心からちょっかいを出した程度のつもりだったのではなかろうか。攻撃はほんの一瞬で、アレクサンダーさんは衝撃は感じたが何が起こっているのか分からなかったという。しかし次の瞬間、強烈な痛みが襲ってきた。すぐにボートに上がって右脚を見てみると、太ももから膝にかけて、50針を縫う大きな傷が付いていた。
5mmほどの厚さがあるダイビング用のウェットスーツもカミソリのように鋭いサメの歯には用無し。アレクサンダーさんは「本当に一瞬の出来事で、ちょっと噛まれただけに見えるかもしれないが、私は運が良かった。水深30メートルで噛まれていたら助からなかっただろう」と事故を振り返りながらサメの恐ろしさを語った。
画像とソース引用:『YouTube』より