ロンドン中心部に高さ305メートルの超大きな“ザ・チューリップ”建設へ

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ロンドン中心部で新たな超高層タワーの建設計画が承認された。2020年にも建設が始まり、2025年の完成を目指す。

動画:Foster + Partners’ Tulip tourist tower(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=66&v=4h__z3rdTeE[リンク]

ブラジルの投資機関サフラ・グループが事業主体となりフォスター・アンド・パートナーズが設計したこの超高層タワー“ザ・チューリップ”は、その名の通り上部が膨らんだチューリップのようなユニークな形をしている。“花弁”の部分は全面ガラス張りで、地元の小学生のための教育施設やレストラン、観覧車のように回転する展望ゴンドラなどを備える。完成時の高さは305メートルとなり、同じくロンドンにある“ザ・シャード”(310メートル)に次いで西欧で2番目に高い超高層建築物となる予定だ。フォスター・アンド・パートナーズはこのタワーをロンドン市民と観光客に最先端の文化的・教育的リソースを提供する施設と位置付け、年間120万人の来場者を見込む。

タワーの建設申請書は昨年11月にシティ・オブ・ロンドンに提出されていたが、回転するゴンドラが空港のレーダーに干渉する恐れがあったことと、歴史的景観を重んじる市民団体からの反対意見などもあったため、市当局者による環境影響評価の事前調査が進められていた。そして今週、シティ・オブ・ロンドンの委員会で承認された。

“ザ・チューリップ”のすぐ隣にあるのが同じくサフラ・グループが所有しフォスター卿が設計した“30セント・メリー・アクス”(180メートル)。両者で対になるデザインを狙ったようだ。現代的な超高層ビルが建ち並ぶようになったロンドン中心部で歴史的景観の保全を叫ばれても「何を今さら」といった感じではある。

画像とソース引用:フォスター・アンド・パートナーズ ニュースリリースより
https://www.fosterandpartners.com/news/archive/2018/11/the-tulip-a-new-public-cultural-and-tourist-attraction-proposed-for-the-city-of-london/[リンク]

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